
最近のニュースを見ていると、野球離れと言われている昨今ではありながら、アメリカのメジャーリーグの話題にかなりの時間を割いており、来週は日本でメジャーリーグ公式戦の開幕カードが開催されるため、その傾向が一段と強くなるような気がします。
世間的に野球ネタのニュースがどう捉えられ、好意的なのか、もううんざりしているのかはよく分かりませんが、特定選手の注目度が高い事に加え、少なくとも日本には野球が根付いていることが現在の報道スタイルになっているような気がします。

野球というスポーツは、実際のところ、環太平洋とカリブ海の地域でしか行われておらず、世界の津々浦々で行われているメジャーな競技ではありません。
なぜ野球が広がって行かなかったかの最大の理由は、競技をするためには色々な道具が必要になってしまうことが挙げられ、最低限、ボールとグローブ、それにバットは野球をするための必須アイテムです。
となると、野球を知らない、あるいは競技を行わない地域にはバットもグローブも必要がないことになるのですが、アリエクスプレスで販売されている金属バットの商品ページを眺めていると、野球が根付いていないであろう地域のユーザーがやたらと購入している痕跡が見られるのです。

なぜ、野球をしない地域のユーザーが金属バットを購入しているのかというと、大半が武器として購入しているからです。
また、販売するお店の方も、野球の道具として紹介するのではなく、自己防衛のための武器としてを前面に押し出しております。
もしかすると、上の商品画像は、髭の打者が左打席に入ってピッチャーを見ているだけの画像なのかもしれませんが、いかにも暴力をふるいそうな髭の男性が金属バットを片手に睨んでいるとしか見えず、わざわざこういった構図を用いるのは、お店が武器として考えてほしいとの思いがあるからに違いありません。

また、購入したユーザーもフィードバックに自己防衛の道具であることを記しており、売る方も買う方も野球をするのではなく、武器としてしか認識がないと思われます。
日本国内でも金属バットは武器になってしまうことがありますが、アリエクスプレスで販売されている金属バットは、間違いなく武器だった、というお話でした。