130万台超のボットネット事件の製品がアリエクで普通に売られていた話

先日、ニュースサイトを眺めていると、Googleが、Android TVボックスなど130万台以上が関与したボットネット「XCPE」を、関係機関やセキュリティ企業とともに妨害したと報じられていました。

Googleは、中国の端末メーカーVideostrong Technologyが端末にバックドアを仕込み、犯罪者が広告詐欺や住宅用プロキシなどに悪用していた可能性が高いとし、同社との取引を打ち切り、認証済みAndroid端末の製造などを禁止しました。

ここまでは、まあ、あり得るよねというニュースですが、アリエクユーザーからしてみると、対岸の火事ではなくなってきます。もしも、アリエクで該当する商品が売られていたら、知らずに購入してしまい、何らかの被害に遭うことだって考えられます。

そこでアリエクで該当する商品が売られていないのかを調べてみると、案の定、報道されていることなどお構いなしに販売されていました。

報道によりますと、調査会社Synthientは、2025年末に購入した「MECOOL KM9PRO Max」の実機を調べ、バックドアを確認したとのこと。じゃあ、アリエクの検索窓にこの型番を入れてみると、今でもちゃんと売られているのです。

じゃあ、バックドア付きのTVボックスなのだから、千円くらいの安物かと思いきや、お値段はなんと7万円以上ですよ。7万も出した商品がハナから汚染されているとは、なかなか酷い部類の商品です。

このお値段だからこそ、被害に遭われるアリエクユーザーはそう多くはないと思うのですが、この値段なのに、この報道の後にも最低13人のユーザーがこれを買っている事実。何が魅力でこの製品を買うのか、皆目見当が付きません。

バックドア付きといえば、今から8年くらい前の中華スマホの多くにも平気で付いていて、私も勝手に通信し始める不思議なスマホを何台か掴まされたことがあります。

ただし、この場合はセラーが仕込むのが大半で、製造メーカー自体が仕込むことは少なかったのですが、Android TVボックスはメーカーが関与している事例があるそうなので、この手の商品のご購入はとにかく慎重に。

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Q&A

Q. XCPEボットネットとは何ですか?

A. Googleによれば、130万台以上のAndroid TVボックスなどが組み込まれたボットネットです。広告不正やレジデンシャルプロキシなどに利用されていたとされています。


Q. Googleは何を問題視したのですか?

A. Googleは、Videostrong Technologyがバックドアを意図的に組み込み、犯罪者へアクセスを提供していたと高い確信を持って評価しています。


Q. Googleはどのような対応を取りましたか?

A. GoogleはVideostrongとの提携を解消し、認証済みAndroid端末の製造・販売を禁止したと発表しています。


Q. 問題になったTVボックスは現在も販売されていますか?

A. 記事執筆時点ではAliExpress上で同型番の商品を確認できた、という内容です。ただし販売状況は今後変化する可能性があります。


Q. バックドアとは何ですか?

A. 利用者が知らないうちに外部から機器へアクセスできる仕組みです。悪用されると情報収集や追加マルウェアの導入などに利用される可能性があります。


Q. 高額商品なら安全と言えますか?

A. 必ずしもそうではありません。今回のケースでは数万円クラスの商品でも問題が指摘されており、価格だけで安全性は判断できません。


Q. この記事の結論は何ですか?

A. 安価なノーブランド端末だけでなく、高額なAndroid TVボックスにも注意が必要です。購入時は価格やスペックだけではなく、メーカーの信頼性やセキュリティ関連の情報も確認した方が安全です。