
Appleが初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」を発表しまして、日本では10月16日から予約注文が始まり、10月23日に発売されます。
その発表直後から、AliExpressではもう既にiPhone Duoのスマホケースといったアクセサリー類が販売されていて、まあ、これはいつも通りの動きです。

ただ、少し気になるのが、「iPhone Duo用ダミーモデル」という商品が早々に販売されていまして、価格はなんと5,000円越え。
商品名にもあるように、『実物そっくりの偽物』で動作しないただの箱にしては、なんだかやたらと強気なお値段です。

商品ページには、展示品や完璧な小道具としての使用を謳い文句に販売されていて、違法性はなさそうに見えます。
確かに、見本用のモックや小道具での使用はあり得ますし。

でも、このダミーモデルを販売するセラーが他に売っているものはというと、iPhoneの空箱にセキュリティシール、それに歴代iPhoneのダミーと、何か怪しさしかないのです。
実は過去にこういう事件がありました。
アメリカ司法省の発表によると、中国籍のグループは2015年から2024年にかけて、偽のiPhoneやiPadを本物の保証交換品と交換する手口で、Appleに少なくとも1,620万ドル(約21億円)の損害を与えたというもの。
手口は、中国から偽のApple製品を密輸し、本物のシリアル番号を偽装してApple Storeに持ち込みます。「電源が入らない」「破損している」と偽って保証交換を求め、本物の製品を騙し取るというのです。
その際に必要な『小道具』が精巧なダミーモデルだというのです。

また、フリマのような取引が一般的になっている昨今、正規の箱らしきものに入り、セキュリティシールがちゃんと貼ってるから大丈夫だという心理を逆手に取り、詐欺を働く不届き者が検挙される事例があります。
もしもこういったことに使われる小道具の値段だとするのなら、ただの張りぼてが5,000円でも、まあなんとなくわかるような気がしてきます。

それよりなにより、この手のダミーモデルは、Appleの許諾なくロゴやデザインを使用して、これは商標権・意匠権の侵害になります。
今年の話ですが、アメリカの連邦裁判所が、AliExpressやAlibaba、eBayで偽造品を販売していた20のセラーに対して予備的差止命令を出し、1,300以上の侵害リストが無効化され、関連アカウントが凍結された、なんて報道もあります。
権利に問題があるということは、税関で没収されるような商品でもありますので、そもそも手を出さないほうが無難です。

包丁は料理をするのに欠かせないアイテムですが、使い方を誤ればえらい事件を起こせるものにもなります。
5,000円のダミーモデルは、セラー曰く、展示品や完璧な小道具、あるいは単なるおもちゃでもありますが、その背後には、いろいろなものが渦巻く闇が潜んでいます。
「iPhone Duoのダミーが純粋に欲しい」という需要がどれほどあるのか見当も付きませんが、アウトな部分が大半なので、アリエクの変な商品として眺めるだけにしておくのが正解です。
今回の話に近いものが下にあります👇







Q. iPhone Duo用ダミーモデルは何ですか?
A. iPhone Duo用ダミーモデルは、実物そっくりに作られた動作しないモック品です。展示品、撮影用小道具、おもちゃで、中身は使えない張りぼてです。
Q. AliExpressのiPhone Duo用ダミーモデルはなぜ高いのですか?
A. ただの箱にしては5,000円超と強気な価格で、純粋な展示用需要だけでは説明しにくい印象があります。セラーが空箱、セキュリティシール、歴代iPhoneのダミーも扱っているため、見た目以上の用途を想像させる価格帯です。
Q. iPhone Duo用ダミーモデルは詐欺に使われることがありますか?
A. 過去に偽のiPhoneやiPadを本物の保証交換品に見せかけてAppleを欺いた事件がありました。今回の商品がそのまま同じ用途とは限りませんが、精巧なダミー、空箱、セキュリティシールをまとめて扱う出品者は、どうしても怪しい連想をしてしまいます。
Q. iPhone Duo用ダミーモデルは商標権侵害や意匠権侵害になりますか?
A. Appleの許諾なくロゴやデザインを使ったダミーモデルは、商標権や意匠権の問題があります。実際に偽造品販売をめぐって出品停止やアカウント凍結が行われる事例もあります。
Q. iPhone Duo用ダミーモデルは買わないほうがいいですか?
A. はい、手を出さないほうが無難です。展示用や小道具として売られていても、権利面でアウトです。アリエクの変な商品として眺めるだけにしておくのが安全です。
