
auのローミング終了で、楽天モバイルからどこに乗り換えるべきか、と考える人は多いです。ただし、3GB未満の料金とRakuten Linkの無料通話を重視する人にとっては、単純なMNPでは改善しないことも。通信面が不安で他社へ乗り換えるよりも、povoのeSIMを追加する方が現実的なのです。
1. まず、楽天モバイルを続ける意味がある人
次の条件のどちらかに当てはまる人は、楽天モバイルを継続するべきです。
- Rakuten Linkの無料通話が手放せない
- 3GB未満、または上限まで使う
逆に、この2点が重要でない人は、楽天モバイルにこだわる理由はありません。まずは、自分が楽天モバイルを残す理由があるのか確認してください。
2. 3GB未満で無料通話重視なら、楽天モバイルに単純に勝てる回線は存在しない
3GB未満の月額料金で、無料通話を同時に満たす回線は、楽天モバイル以外に存在しません。
MNPの候補になりそうな他社のデータ料金だけを見ると近いものはあります。ところが、通話を含めると総額は跳ね上がり、たとえ5分かけ放題であっても、月額料金が同等、あるいは安くなる回線は存在しないのです。
つまり、この条件では「どこへ乗り換えるか」より、「本当に乗り換える必要があるか」を先に考えるべきです。
3. 楽天モバイルの不満は、料金より通信面にある

楽天モバイルに不満が出るとすれば、料金より通信面です。
ローミング縮小やエリアの変化が話題になるたびに、屋内や移動中のつながりやすさを不安に感じる人は少なくありません。そこで、楽天モバイル回線に保険を加える使用がおすすめです。
4. そこで現実的なのが、楽天モバイルはそのままでpovoのeSIMを追加する方法

楽天モバイルは通話用として残し、povoのeSIMを通信の保険として追加する。これが、一番現実的な選択肢です。
povoのeSIMを追加すれば、通話は楽天、データの補完はpovoと役割分担できます。楽天モバイルが弱い場所でも、au回線を使うpovoがあれば通信を確保しやすくなります。
povoは、低速時でもLINEのやり取りやスマホ決済など最低限の用途をこなしやすい点が強みです。動画視聴や大容量ダウンロードは不可能ですが、楽天回線ではつながらない時に、povoがカバーする使い方は意外と使えるのです。
しかも、povoは基本料0円で維持しやすく、必要な時だけデータを追加できます。合わなければ解約できるので、まず試してみるという使い方にも向いています。
3GB前後と通話環境を1回線で揃えようとすると、楽天モバイルの月額よりも高くなりますが、楽天モバイルを維持しながらpovoを追加すれば、コストと柔軟性の両面で現実的です。
5. povoのeSIM追加が向く人・向かない人
向く人
- Rakuten Linkは残したい
- 通信やエリアだけ不安
- すぐにMNPしたくない
- デュアルSIM運用に抵抗がない
- まず低コストで試したい
向かない人
- 1回線だけで完結したい
- Rakuten Link自体に不満がある
- 標準電話アプリで安定して通話したい
- eSIM設定や管理を面倒に感じる
6. Rakuten Linkが不要なら、他社MNPを検討した方が分かりやすい

Rakuten Linkに魅力を感じないなら、楽天モバイルの優位はほぼなくなりますし、標準電話アプリで安定して通話したい人ならば、他社の方が絶対に良いです。
完全に乗り換えを考えるのならば、他の回線で重視するポイントは以下のようなものになります。
| 選択肢 | 向いている人 | 強み | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 楽天最強プラン | 3GB未満で安く使いたい人、Rakuten Linkの無料通話を重視する人、上限まで使う人 | 低容量と無料通話の組み合わせが強く、大容量利用にも対応しやすい | 通信面に不安を感じる人もいる |
| povo | 楽天を残しつつ通信の保険を持ちたい人 | 基本料0円で維持しやすく、必要な時だけ使える | 単体の乗り換え先より補完向き |
| 日本通信SIM | 通話重視・少容量向き | 少容量帯で選びやすい | 無料通話ではない |
|
IIJmio |
端末セットMNPも重視する人 | 端末セットと組み合わせやすい | 最安特化ではない |
|
ahamo |
大容量や大手の分かりやすさ重視 | 大容量でも分かりやすい | 3GB未満用途には重い |
7. povoの低速通信でできること
povoをサブ回線にすると基本料0円で維持できる一方、データを購入しないと低速通信のままです。ただし、この低速状態でも完全に何もできなくなるわけではありません。
文字中心の連絡や、条件付きのコード決済など、最低限の用途なら使える場面があります。逆に、動画視聴やビデオ通話のような重い通信は無理で、低速回線をメインで使用するのは無茶な話です。
povoをサブ回線にするということは、快適な通信回線というより、楽天モバイルが不安定な場面で最低限の通信を確保するための保険として考えると分かりやすいです。
以下の表は楽天モバイル回線が圏外の時、povoの低速回線で使えそうな事例をまとめています。
| サービス | povo低速時の使い勝手 | 補足 |
|---|---|---|
| LINE(テキスト) | 条件付きで使える | 文字の送受信は比較的軽いため、低速でも通りやすい。ただし画像・動画・音声通話は別で、混雑時は遅延や送信失敗もあります。 |
| PayPay | 条件付きで使える | 通常は通信が必要ですが、通信不良時はオフライン支払いモードが使える場合があります。毎回安定とは言えませんが、レジ前で最低限の支払いはpovoで通る可能性があります。 |
| au PAY | 条件付きで使える | 通信不良時でもオフラインコード支払いに対応しています。ただし対象店舗限定で、コード読取ではなくコード提示方式のみです。 |
| d払い | 条件付きで使える | 通信圏外でも支払える仕組みがあります。ただし対応店舗や支払い方法に条件があり、どこでも同じように使えるわけではありません。 |
| 楽天ペイ | 条件付きで使える | オフラインコード払いに対応していますが、一部店舗限定です。iPhoneでは使いやすくなっていますが、万能ではありません。 |
※povoの低速通信時は、アプリの起動やバーコード表示に時間がかかります。コード決済を使う場合は、レジ前ではなく、事前にアプリを開いておくと支払いがスムーズになります。
このように見ると、povoの低速通信は快適ではないものの、完全に役に立たないわけではありません。
LINEの文字連絡や、対応しているコード決済での支払いなど、緊急時の最低限をこなせる保険なのです。
8. 結論
- 3GB未満でRakuten Linkの無料通話を使う人には、楽天モバイルに単純に勝てる回線はない
- 通信やエリアが不安なら、完全MNPよりpovoのeSIM追加が現実的
- 逆に、Rakuten Linkが不要なら他社MNPを検討した方がよい
- つまり、楽天モバイルは「乗り換えるか」だけでなく、「残す・補う・捨てる」で考えるべきです
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よくある質問
Q. 楽天モバイルからすぐ乗り換えるべきですか?
A. 3GB未満でRakuten Linkを使っているなら、すぐに乗り換える必要はありません。通信面が不安なら、まずpovoのeSIM追加を検討してください。
Q. 3GB未満で通話重視なら楽天モバイルの方が有利ですか?
A. はい。3GB未満の料金とRakuten Linkの無料通話を同時に使えるのは、楽天モバイルの大きな強みです。この2つを同時に満たす回線はほぼありません。
Q. povoのeSIMを追加するメリットは何ですか?
A. 楽天モバイルの通信が弱い場所でも、au回線による通信の保険を持てることです。通話は楽天、通信はpovoと役割分担できます。
Q. povoは無料で試せますか?
A. 基本料0円で始めやすく、必要な時だけデータを追加する仕組みです。合わなければ解約できます。
Q. Rakuten Linkが不要ならどこへMNPすべきですか?
A. 通話重視なら日本通信SIM、端末セットも含めて考えるならIIJmioが候補です。povoは単体運用より、補完回線としての相性が良いです。
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