1日100円からの熱中症保険はこの暑さの中では割がかなり良く見えてしまう話

ギャンブル依存症が取り沙汰されることの多い最近の日本ですが、博打や賭け事が大嫌いな人間がかなりいらっしゃるであろう日本において、実際には大勢の方々がギャンブルに近いものを自らの意思で行っていたりします。

それは自動車保険や生命保険などの保険の契約であり、少ない掛け金で大きなお金になるのに加え、そのお金は何かあった時にしか支払われない点はある意味ギャンブルとかなり似ております。

例えば、人身傷害が無制限の自動車保険は、掛け金が数万円であっても事が起これば賠償額が1億円だろうと2億円だろうと支払ってくれますし、生命保険を掛けていて不慮の事故で亡くなってしまうと、スーパーラッキーの3倍付けで保険金が支払われるところなんぞ、射幸心を煽りまくっているようにも思えます。

かといって、保険は事が起こった際に自らの欲求を満たしてくれるお金が入ってくるわけではないため、ギャンブルであるとの認識は誰も持っておりませんが、『馬券を買う→ハズレる→お金が無くなる』と『保険を掛ける→何も起こらない→お金が無くなる』との図式はそう大きな違いはないような気がします。

とはいえ、保険は転ばぬ先の杖であり、なにかあった際には絶対に役立つものですから、競馬や競艇と同じようにギャンブルと捉えるのは間違っているのですが、先日、ヤフーを見ていたところ、ギャンブル的な視点から有利に思えてしまった保険がありました。

その保険というのがPayPayの熱中症保険でして、月々200円ちょっとのお金で、仮に熱中症で通院や入院になったりすると、治療費が最大で1回1万円、入院治療費ならば1回3万円を給付してくれるというものです。

また、夏のイベント等に参加するので1日だけ熱中症の保険に加入したい場合には保険料が1日100円のコースもあったりします。

熱中症は発症を人為的にコントロールできる唯一の病気ではありますが、この異常な暑さではどんなに気を付けていたとしても熱中症になってしまうリスクが多分にあり、誰もが救急車のお世話になる可能性がある時代になってしまいました。

ただし、病院へ担ぎ込まれてしまうと健康保険を使ってもそれ相応のお金がかかってしまいますし、仮に重症ともなれば入院は免れず、この場合にはかなりのお金が吹っ飛んでいきます。

その備えとして100円200円で入れる熱中症の保険は、小さなお金で大きく返ってくる割の良さがかなりあるような気がします。

ただし、お得と思わせるギャンブルほど実際にはそうでもなかったりすることが多いので、この保険がお得だお得だとは決して言いませんが、この暑さに加えて熱中症の発症件数から考えてみると、なにか有利そうに見える熱中症の保険があった、というお話でした。