Amazonで買ったのに中国から届く理由──その正体はAliExpressのドロップシッピングだった

Amazonで商品を探していると、不思議な選択肢に出くわすことがあります。「通常配送(明日お届け)」と並んで、「中国から発送(お届けまで2週間)」というオプションです。

「Amazonなのに、なぜ中国から?」と思いつつ、「価格が少し安いから、こっちでいいか。急がないし」とこちらを選んだ時、なにが起こっているのか?その購入した商品の仕入れ先は、意外にもAliExpressが多いというのです。

Amazonの「中国から発送」は何を意味しているのか。まず、Amazonには実際に中国から発送される商品が存在します。自社の中国倉庫からの発送されることもありますし、中国メーカーが直送することもあります。

それ以外に多い中国発送が、AliExpressを介したドロップシッピングだというのです。

「Amazonで商品を買ったら、中国から荷物が届いた」という声は割とよく聞きますが、その発送元がAliExpressの販売店からだった、ということはあまり知られておりません。

ドロップシッピングとは、販売者が在庫を持たず、注文が入ってから仕入れ先やサプライヤーが購入者へ直接商品を発送する販売方式です。

たとえば、Amazonで販売されている中国発送の充電ケーブルを購入し、仮にAliExpressのドロップシッピングだった場合、裏側では次のような流れになります。

段階 表向きに見えること 裏側で起きていること
1 購入者がAmazonで充電ケーブルを注文する Amazonのセラーが注文情報を受け取る
2 Amazon上ではセラーが商品を売っているように見える セラー自身は在庫を持っていない
3 発送準備が進んでいるように見える セラーがAliExpressで同じ商品を注文し、送り先をAmazon購入者の住所にする
4 商品が発送される AliExpress側の出品者がAmazon購入者へ直接発送する
5 購入者に商品が届く セラーは仕入れ価格と販売価格の差額を利益として得る

そして、Amazonの販売者は、AliExpressで誰もが普通に購入できる商品を無在庫で転売し、仕入れ価格と販売価格の差額が利益となる販売を行っているのです。

日本人がAliExpressを利用するハードルは年々下がっています。個人情報の登録が日本語で可能になりましたし、なによりも、支払方法にPayPayが加わってからは、特にハードルが下がりました。

ですので、いかにも中国で流通していそうな商品や、出荷元・販売元がAmazonではなく、ローマ字読みできない名前になっている時は、AliExpressで購入した方がお得です。

まあ、Amazonの方がアフターケアは充実しているので、その分の差額だと思えば安いのかもしれませんが、Amazonで見かける中国発送の商品はAliExpressでは下手をすると半額で販売されていたりしますし、送料も無料です。

AliExpressというECサイトは数年前までは物好きな日本人だけが購入する場でしたが、現在はAmazonセラーも簡単に仕入れることができ、しかも送料無料で送り付けられる、巨大な無在庫倉庫として機能しているのです。

ドロップシッピングは不正行為ではありませんし、れっきとした商取引の一つです。しかし、同じ商品に対してAmazonセラーが上乗せするマージンと、AliExpressの直送価格を目の当たりにすると、既存のAliExpressユーザーとしては、何か一言だけでも言いたくなってくるのです。

気になる商品は他サイトでも見比べておくと安心です

AliExpressで安く見える商品でも、国内ショップは配送日時や返品条件が分かりやすい。 価格だけでなく、届くまでの日数や買いやすさも含めて比較するのがベストです。

※ 価格・在庫・配送予定・返品条件は、タイミングや出品者によって変わることがあります。

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