
ここ数年で世界的にかなり普及しつつあるのが日本食だそうで、日本食=健康的との考え方から、日本食を率先して食す外国人がかなり増えているといいます。
それに伴い、世界各国には日本食レストランが増殖しているそうですが、そこで使用される食器類も日本食にあったものを揃える必要があり、その需要を満たしているのがアリエクスプレスとのこと。

本来は日本国内で流通する食器を購入したいのはやまやまだが、日本からの仕入れは高額なので、アリエクスプレスで代用しよう、との需要があるそうで、日本食で使われそうな食器がアリエクスプレスにはかなり増えてきております。
ただし、日本人からするとなにか違うようなものが結構あるのも事実であり、特にお刺身を盛り付ける際の容器はなにか独特です。

日本にて大勢で集まってお刺身を頂く際、船の形状をした木製の容器を使う『船盛』がございますが、旅館での宴会やお寿司屋さん、割烹に居酒屋さんでも使われることがあるので、頻繁に見かけないものの、日本人ならば割と誰もがその存在を知っております。
その船盛の容器はというと、上の画像のような日本古来からの木造船をモチーフにしたものが使用されるのが一般的です。

しかし、アリエクスプレスの船盛はというと、70年代から80年代にかけての東南アジアの難民船にしか見えないものが、日本伝統の船盛の食器として平然と売られております。
しかも、その難民船には結構なお値段が付けられておりますが、恐ろしいことにそんなお値段でも割と売れていたりします。
私も詳しくありませんが、大海原を進む古来からの木造船にお刺身が山のように並んでいるからこそ豪華さが醸し出される気がするものの、難民船ではなにかネガティブな連想しか働かず、目でも楽しむ日本食ではなくなるような気がするのですが、船盛=難民船に書き換わって世界に伝播していっている、というお話でした。
