
AliExpressアプリを開くと、必ず目にする「GoGo Match(ゴーゴーマッチ)」と「Merge Boss(マージボス)」。試しにプレイしてみると、おそらく多くのユーザーが気づくはずです。「これ、あの人気ゲームにそっくりだな」と。
これらのミニゲームは、すでに市場でヒットしたゲームのシステムやUIが酷似し過ぎていて、意図的にやっているなと感じさせる作りなのです。
しかし、なぜこれほど類似しているのに、開発元から訴えられたり、大きな問題になったりしないのか?調べてみると、偽物、パチモノ商品よりも複雑で、いろいろな事情が絡み合っていました。

アリエクの2大ミニゲームは、モバイルゲーム業界で「中毒性が高く、ユーザーの滞在時間を伸ばせる」と成功が実証された定番形式を強く取り入れています。
まずはGoGo Matchですが、これは2021年にリリースされ世界的なヒットとなった『Royal Match(ロイヤルマッチ)』(Dream Games社)と同じMatch-3パズルのジャンルに属します。日本国内では、TVCMで見かける『Royal Kingdom(ロイヤルキングダム)』がよく知られており、こちらも同じDream Games社が開発したMatch-3パズルです。
アリエクのGoGo Matchには、これらのゲームから流用されている、と思われる要素がいくつかあります。
- 直感的なスワイプ操作
- 爽快感のあるエフェクト
- ステージ進行のUI
- エネルギー(ハート)制
ただし、これらの要素はアリエクのゲームだけでなく、他のゲームでも使われいるので、アリエクだけがパクっているというものでもありません。ただし、あちらの国伝統のSONYとSQNYといった名称のパクリは、『Royal Match』と『GoGo Match』を比較するだけで行われているのが分かります。

もう一つのアリエクのミニゲーム、Merge Bossはというと、『Merge Mansion(マージ・マンション)』(Metacore Games社)や『Merge Dragons!』(Gram Games社)などと瓜二つの内容です。
流用されていると思われる要素としては、以下があります。
- 「同じアイテムを2つ置いて上位アイテムにする」という基本ルール
- エネルギー制
- ボード上のアイテム配置の構造
それと、やっぱり名称は古来からの伝統を重んじいるのか、『Merge Mansion』『Merge Dragons!』と『Merge Boss』という、本家にかなり寄せているパターンとなっています。

似たような名称で、似たようなゲーム内容ならば、多くの人が「パクリではないか」と感じるのは当然のこと。でも、アリエクのミニゲームは今日もアプリを開くと何事もなかったようにプレイすることができます。法的な問題になぜ発展しないのでしょうか?これには結構深い訳が存在しているのです。
日本で言いますと、著作権法が保護するのは「思想又は感情を創作的に表現したもの」(著作権法2条1項1号)であり、「アイデア」そのものは保護されません。ゲームの「ルール」や「遊び方」「システム」はアイデアの領域に属し、誰でも自由に使えるとされています。
少し古い話なので例えになるのか分かりませんが、落ちモノゲームの元祖はテトリスです。ただ、その内容にそっくりなゲームは腐るほど存在しましたが、さほど大きな問題にはなっておらず、これは「アイデア」そのものは保護されないことを示しています。国や地域で細部は異なりますが、根幹のルールはこの形であり、保護されにくい部分なのです。

アリエクのミニゲームにおいて、「3つ揃えて消す」や「2つを合体させる」などの基本的ルール自体は、たとえ模倣しても著作権侵害には問われにくいのです。ちなみに、キャラクターやグラフィックをほぼそのままコピーした場合はアウトです。
それともう一つ、アリエクのミニゲームは内容がそっくりでも、一応、キャラクターや背景色を独自のものに変えていますし、そもそも、このミニゲームは「ECサイトの付帯機能」なのです。たとえ訴えられたとしても、「単体のゲームアプリとして直接競合しているわけではない」と主張されれば、損害賠償の算定は極めて困難になるのです。
また、巨大なAlibabaグループを相手に国際訴訟を起こすコストやリスクは膨大で、パクられたと訴えるにもなかなか動きづらいという現実もあります。

アリエクのミニゲームは、法律の隙間を計算し尽くした上で提供されていて、違法と断定しにくい、権利侵害の線を慎重に避けた、かなりしたたかな設計なのです。
そして、世界的にヒットしたゲームと瓜二つなのですから、面白いに決まっているわけで、アリエクユーザーはついついアプリを開いてしまうのです。アリエクとしてはアプリが起動すれば売り上げるチャンスになるわけで、あの丸パクリなミニゲームはれっきとした販売装置なのです。
| 画像 | 商品名 | 価格 | 割引率 | 注文数 | 高評価率 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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Baseus USB Type-C to USB-C ケーブル 100W/5A PD急速充電対応 | 412円 | 56% | 32,692 | 98.3% | 商品を見る > |
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Toocki ケーブルオーガナイザー ワイヤーワインダー | 200円 | 51% | 39,389 | 97.4% | 商品を見る > |
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Type-C充電ポート用 防塵プラグ | 102円 | 55% | 21,136 | 95.9% | 商品を見る > |
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フック&ループ式 ケーブルオーガナイザー ケーブルタイ | 172円 | 55% | 20,803 | 95.3% | 商品を見る > |
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Toocki 100W格納式 Type-Cケーブル | 586円 | 56% | 22,756 | 97.5% | 商品を見る > |
今回の話に近いものが下にあります👇






Q. AliExpressのGoGo MatchはRoyal Matchのパクリですか?
A. GoGo Matchは『Royal Match』と同じMatch-3パズルのジャンルに属しており、直感的なスワイプ操作、爽快感のあるエフェクト、ステージ進行のUI、エネルギー制など、似ている要素があります。ただし、こうした要素自体は他のゲームでも広く使われているため、それだけで直ちに違法ではありません。
Q. AliExpressのMerge BossはMerge MansionやMerge Dragons!に似ていますか?
A. Merge Bossは、『Merge Mansion』や『Merge Dragons!』を連想させる内容です。特に「同じアイテムを2つ置いて上位アイテムにする」という基本ルール、エネルギー制、ボード上のアイテム配置の構造などそっくりです。名称も含めて、本家をかなり連想させると感じる人は多いはずです。
Q. AliExpressのミニゲームはなぜ著作権侵害にならないのですか?
A. 日本で言うと、著作権法が保護するのは「思想又は感情を創作的に表現したもの」であり、ゲームの基本ルールや遊び方、システムそのものはアイデアの領域として保護されにくいです。そのため、「3つ揃えて消す」「2つを合体させる」といった根幹のルールだけでは、著作権侵害に問われにくいのです。ただし、キャラクターやグラフィックをほぼそのままコピーした場合は違法性を問われます。
Q. AliExpressのミニゲームはなぜ訴えられにくいのですか?
A. 理由は一つではありません。アリエクのミニゲームはキャラクターや背景色を独自のものに変えているうえ、単体のゲームアプリではなくECサイトの付帯機能です。そのため、たとえ訴訟になっても直接競合の立証や損害賠償額の算定が難しくなりやすく、さらに巨大なAlibabaグループを相手に国際訴訟を起こすコストやリスクも重いため、現実には動きづらい事情があります。
Q. AliExpressのGoGo MatchやMerge Bossはなぜ面白いのですか?
A. GoGo MatchやMerge Bossは、モバイルゲーム業界で中毒性が高く、ユーザーの滞在時間を伸ばせると実証されてきた定番形式を強く取り入れています。すでに世界的にヒットしたゲームに近い遊びの型を使っているため、取っつきやすく、つい何度も開いてしまいやすいのです。AliExpressにとっては、それがそのままアプリ起動回数を増やす販売装置として機能しています。
