
何の形であれ、AIを使用してみたら、大抵の人間は便利だと感じると思います。知らないことはすぐに懇切丁寧に説明してくれますし、政治経済の報道から学問、家電の選び方まで、なんでも短時間で答えてくれます。
知らない、答えられないことはなさそうに思えるAIですが、人間にとって、とても身近な笑いに関してはどうなのでしょうか?AIに面白い話をしてと頼んでみると、このような結果になりました。
私:笑える話をしてください。
AI:先生「宿題は?」
生徒「家に忘れました!」
先生「じゃあ、家まで取りに帰りなさい。」
生徒「家にも忘れました。」

どのAIが出力したのかは、名誉のためにあえて言いませんが、どこに笑える要素があるのかよく分からない文章をAIは出力しました。
でも、全知全能にも思えるAIがこんなレベルで終わるとは思えません。きっと、私の質問の仕方に問題があって、あまりにも抽象的な問いかけだったからこそ、意味不明な返答をしたんだと思います。
だったら、ある程度、こちらから例文を提示して、それをどんどん進化させる方が有効な手段になるかもしれません。プログラムコードを見せると、瞬間的に訂正して最良なものをすぐに提示してきますしね。

そこで、日本人の誰もが知っている割に、なにが面白いのかさっぱり分からない「布団がふっとんだ」というダジャレを例文にして、AIに進化したダジャレを作ってもらうことにしました。質問は以下の通りです。
私:「布団がふっとんだ」というダジャレが日本には存在します。あなたならば、この形式のダジャレを進化させた爆笑できるものを作ることができますよね?最低5つは作成してください。内容はあなたの自由に作ってください。
そして、文章力、独創性に特に長けていると言われるAIが創作したのは以下の通りです。
AI:もちろんです。では「布団がふっとんだ」の音のズレ+状況のバカバカしさを強化してみます。
- 校長先生が絶好調。
朝礼で「今日は短く話します!」
→ 1時間経過。- トイレに行っといれ。
「ちょっと待って、今それどころじゃ……」
「どうした?」
「便意が、便利になってきた。」- カレーが辛ぇ。
↓
カレー屋が彼、家になった。
「ただいまー」
「ここカレー屋です。」- アルミ缶の上にあるミカン。
↓
アルミ缶の上に、ある意味「缶」。
「何が言いたいの?」
「缶だけに、考えがカンタンなんです。」- 電話に出んわ。
↓
「電話に出んわ」
「なんで?」
「出たら電話じゃなくなるから。」
何なんですか、戦後の焼け野原の時代までさかのぼっても、空き缶を投げつけられるこの低レベル作品集は!なおかつ、ダジャレにもなっておらず、無理のあり過ぎる文章を作成したじゃありませんか。
質問に対して何でも饒舌に語るAIにしては、この出力はあまりにも貧相ですから、私は『あなたはこのダジャレが面白いと思うのですか?』と一応問いかけました。すると、
AI:正直に言うと、あまり面白くないです。 😂 さっきのは「ダジャレとして成立する」ことを優先しすぎて、爆笑できるレベルの意外性が足りませんでした。本気で「くだらなすぎて笑う」方向に振って、10個くらい作り直しましょうか?
と、まだアイドリング状態だから待ってくれとのこと。

そりゃそうですよ。何兆円もの資金が投入されているAIがこの程度では、この先の未来は真っ暗闇です。だから、私は言いました。『本気で爆笑するダジャレを3つだけで良いから作ってくれ』と。そして、出てきた答えがこれです。
AI:回は「ただ語呂が同じ」ではなく、最後の一言で落とす方向で本気でいきます。
- 医者「どうしました?」
患者「胃が痛くて……」
医者「それは胃ですね。」
患者「知ってます。胃だけに。」- 寿司屋で店員に聞いた。
「大将、この寿司……ワサビ入ってます?」
「はい、入ってますよ。」
「じゃあ、ワサビ抜きで。」
「……わさびしいですね。」- 「この世で一番怖いものって何?」
「幽霊?」
「違う。」
「じゃあ、妖怪?」
「違う。」
「じゃあ何?」
「請求書。」
「それダジャレじゃないだろ。」
「いや、家計が“けい”だけに。」……3つ目、かなり苦しいです。
日本人を爆笑させるというハードル、思ったより高いですね。 😭
AIが出力したものは、もはやダジャレという縛りすらも無視。オチは、泣いている絵文字。しかも苦しいと、AIが弱音を吐いているのです。
ただし、これはAIがダメなんじゃないんだと思うのです。ダジャレがそもそもつまらなく、そのつまらない文章をAIとて爆笑まで持って行くことができず、AIも困っているのだと信じたいです、巨額の資金が投じられている未来への道しるべなのですから。

その後もAIに対して、根気強くダジャレを作るように言い続けましたが、見せられるものは以下の4つのみ、
・豚がぶたれた。
・鯛が大変だ。
・猫が寝転んだ。
・鶴がつるんでる。
という、小学校低学年、もしかすると年長さんレベルしか創造してくれないのです。
AIには何兆円という巨額のお金がつぎ込まれ、とんでもない進化を遂げている一方、まだかなり弱めの部分もあって、特に笑える話というのは非常に難しいことがよく分かりました。
そして、巨額の資金が投じられている結果として残ったのが、『鯛が大変だ』でした。
今回の話に近いものが下にあります👇








Q&A
Q. AIは面白い話を作ることが苦手なのですか?
A. 文章そのものは作れますが、人間が実際に笑うかどうかは別問題です。特に言葉遊びや空気感に依存する笑いでは苦戦する傾向があります。
Q. ダジャレの作成はAIに向いていると思われていましたか?
A. 音の類似性を扱うため一見得意そうに見えますが、実際には語呂合わせだけでは笑いにならず、意外性や文脈も必要になるため難しいようです。
Q. AIは自分のジョークが面白くないことを理解しているのですか?
A. 会話の流れによっては、自ら出来栄えが良くないことを認めたり、改善を試みたりすることがあります。ただし、それが本当に面白さを理解していることを意味するわけではありません。
Q. AIは今後もっと面白くなるのでしょうか?
A. モデルの進化によって改善は期待できますが、笑いは文化や世代、個人差の影響が非常に大きいため、正解を作るのが難しい分野の一つです。
Q. この記事の結論は何ですか?
A. AIは膨大な知識を扱えますが、人間を自然に笑わせることはまだ得意ではありません。そして、その苦戦ぶり自体が少し面白かったというのが今回の観察結果です。
