
かつて、AliExpressで「Xiaomi」や「Redmi」と検索すれば、必ずトップにいたのはHongKong Goldway Storeでした。また、「充電器」や「USBハブ」と検索すると、UGREEN公式ストア、並びにUGREENに関する商品ばかりが出現しました。
この2社は、有象無象のセラーが蔓延るAliExpressの中でも、詐欺的な販売がなく、クレームが極端に少ない販売店でした。結果、検索の上位にこの2社が出現するのは、ユーザーのことを考えるのならば当たり前の話で、彼らは間違いなく、高い評価と膨大な販売実績を持つ「優良なPOPストア」でした。※ここからAliExpressの販売店の分類であるPOP・半托管・全托管が出てきます。ご存じない方はまずはこちらのChoiceはなぜ安いのか? AliExpressの裏側にある3つの販売形態と物流の秘密をご覧ください

現在のAliExpressで先程のキーワードを検索すると、Choice商品ばかりが上位には並び、HongKong Goldway StoreとUGREEN公式ストアはどこにも見当たりません。
じゃあ、閉店したのかというとそうではなく、どちらもちゃんと営業はしています。ただ、どちらのお店も、私が記憶しているかつての売れ行きとは程遠く、注文数を見てもゼロが1つ2つ少ない数字なのです。
なぜ、こんなことが起きているのか。現在のAliExpressの検索アルゴリズムは優先順位が存在していまして、Choice商品を最優先に表示し、Choice商品以外は後回しになるのです。
たとえどんなに評価の高いセラーだったとしても、Choice商品でなければ検索結果は圏外、評価が酷すぎるセラーであっても、Choice商品ならば最前列に並ぶ仕様なのです。

Choice商品は半托管と全托管のセラーのみが販売することが許される一方、ロイヤリティが嵩むため、利益率は低くなります。先程のHongKong Goldway StoreとUGREEN公式ストアは名前が知られていて、信用のある販売店ですから、半托管、全托管のセラーにならず、POP、つまりChoice商品にならず、以前の形態のままで営業を続けているのです。
以前のままで営業を続ければ、ロイヤリティで利益率が悪化することもないですし、自由に販売価格も付けられますが、検索結果は圏外へ追いやられます。
それでも、長年培った信用で今までは影響がなく販売していたと思うのですが、時代の流れと共に客層が変化し、そもそもその屋号を知らないユーザーが増えてきます。となると、過去の看板だけ商売するのは難しくなっているような気が個人的にはしています。

なぜ、こういうことになっているのかと言えば、本来は楽天市場のような商店街的なECサイトだったAliExpressが、Amazon型へ転換していくためだと思います。AliExpressが商品在庫から販売価格、か物流、クレームなどすべてに関与することで競争力を高める狙いがあると考えます。
そのためには、旧来の販売店の形であるPOPを排除し、AliExpressが関与することができる半托管と全托管にしていき、最終的には全托管にしていく狙いがあるのだと推測します。

コロナ前からアリエクを利用されているなら、HongKong Goldway StoreやUGREENの名前くらいは知っているはずで、これらの現状をみると結構な驚きがあります。
屋号を検索すれば、検索結果にはちゃんと出てくるのですが、かつてのようなXiaomiスマホやUSB HUBでは一切出てこないのは少し不気味にも思えます。これがAliExpressのパラダイムシフトならば仕方のないことですが、長いものに巻かれた方がお得なのはどの世界でも同じなことだけは理解できました。
今回の話に近いものが下にあります




