アリエクスプレスで仮面舞踏会用マスクといえば、能面と般若とタイガーマスクだった話

日本国憲法には法の下の平等が保証されており、これは全ての国民が法律のもとで平等に扱われ、差別されないことを意味しています。しかし、東京の足立区の中でもスラムのような地域で生まれ育った私は、差別されることはないものの、誰もが平等ではなく、階級や階層が存在していることを幼少期よりなんとなく知っておりました。

それは日本というか、東京には上流階級が住む地域と下層階級しか住んでいない地域が古来から存在することです。足立区は上流階級が住む地域でないことをそこに住む誰もが知っているからこそ、少なくとも自分は上流階級の出ではないことを子供でも知っていたりします。

だからこそ、下層階級の人間が上流階級はどんな暮らしをしているのかなんて全く存じ上げず、全ては想像や妄想の世界でしかありません。そして、上流社会で使用されるであろう商品がアリエクスプレスに販売されていたのですが、その世界を知らぬ人間から見てもなにかおかしな商品がございました。

上流階級の人々は日々パーティを開催して面白おかしく過ごす、といったことがおとぎ話の中でも頻繁に見られます。そこでのパーティーでは、上の画像のようなマスクを装着した人々が集っているイメージが広く浸透しているような気がします。

ちなみに、パーティーでこういったマスクを装着するのはそれぞれの身分を隠す意味合いもあるそうで、上流と下層の人間がマスクで顔を隠すことで広く交流する目的があり、かつてはなくてはならない商品だったと言います。

そんなことを踏まえまして、アリエクスプレスで現在販売されているパーティー用のマスクを覗いてみますと、独創的なマスクの数々が販売されておりました。

まずは、白雪姫コスプレカーニバルマスクという名称で販売されているものでして、これは日本人からしてみると能面にしか見えず、白雪姫の要素が一切ないように思えます。

しかし、アリエクスプレスの中ではれっきとしたそういったイベント用のマスクとして販売されて、詳細ページにはパーティーでの使用がちゃんと書かれております。

日本人だって能面を見る機会がほとんどなく、下手をすると泣き出す子供も出てくるほどの不気味さのマスクです。それなのに、きらびやかなドレスの上にこれではあまりにもアンバランスに思えるのですが、アリエクスプレスではパーティに欠かせないマスクとして販売されておりました。

お次は、着心地の良いゴーストマスカレードマスクパーティー用品という名称で販売されているものです。日本人ならば般若のお面だと理解でき、さらにはこれがパーティーに着用するのは難しいことも知っております。

般若は、女性の嫉妬や恨みを表現した恐ろしい顔をお面にしたものですので、華やかなパーティーで嫉妬や恨みは御法度であり、この面を付けているのは昭和の時代劇の桃太郎侍しか見たことがありません。それなのに、アリエクスプレスでは着心地の良いパーティー用マスクとして売られておりました。

最後は、ブラックパーティーマスク女性用という商品名です。しかし、これをパーティーに装着して参加するには、相当な勇気、折れない心、冷たい視線を一切感じない鋼鉄の精神を持たなければならないような気がします。

確かにマスクと言われればマスクですが、これは日本のプロレスのタイガーマスクの覆面を大幅にコストカットして製作しているのは明らかで、こんなのを被るくらいなら使い古しの紙袋だって構わないような気がしてしまいます。

今の世の中において、マスクで身を隠すパーティが行われているのかを今でも下層の私が知る由もありません。ただし、もし仮にマスクを着用するパーティに参加する際に、アリエクスプレスで用意するのは不向きであることだけは、ちゃんとお伝えしておきます。

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