アリエクスプレスで買っていい物・ダメな物|商品カテゴリー別危険度マップ

アリエクスプレスを初めて利用する新規の方から、なにを買ったらいいのか、どれが安全なのか、といったメールが届くことがあります。今回は商品カテゴリーによって、安全かそうでないのかを分類してみました。

AliExpressの商品は、◎『中国の工場で大量生産されていて、問題が起きにくい物』△『使用には知識が必要な物』✕『法律・安全・偽物リスクが高い物』の3つに分類することができます。

◎:問題が起きにくい物(安全・コスパ最強)

中国で大量生産されている安価な商品で、問題の起こりにくい物がアリエクスプレスには存在します。例えるなら、100円ショップが仕入れるような商品には、大ハズレは昔から少ないのです。

スマホ・PC周辺の小物(スマホケース、USBケーブル、充電ケーブルなど)

生活・日用雑貨(シリコン調理器具、収納グッズ、食器、掃除用品など)

素材・クラフト・パーツ(ビーズ、リボン、工具小物、電子部品、ネジ類など)

ファッション小物・アクセサリー(安物のピアス、リング、ベルト、帽子など)

△:知識が必要な物(自己責任・玄人向け)

商品価格は安くて魅力的ですが、日本の規格とズレていたり、サイズ表記がデタラメだったりするジャンルです。ユーザーの目利きや加工技術が必要になることがあります。

アパレル・バッグ(レディース・メンズ服など)

衣料品に関しては、サイズの認識が大きく異なり、日本人が認識するLサイズがM、あるいはSサイズになってしまうことがあります。また、生地が信じられないほどペラペラのものが届く危険性もあります。安くて良い商品も多数あるので、全ての商品に言えることではないものの、価格を十分加味し、己の感と経験がものをいうカテゴリーです

インテリア・小物家具・LED照明(インテリア用品、LED、DIY用品 )

日本のPSEマークは当然なく、安全性が十分に担保されていないことをまずは踏まえなければなりません。また、あるべきはずのネジ穴がとんでもないところにあったり、思いっきりズレていたり、はんだ付けしなければならないなど、色々と許容する広い心が必要です。
 
工具・車載・バイク用品(電動工具、内装・外装パーツ、カーライト)

日本の製品と同じ感覚で使用すると、不良品に思えてしまう雑なものが多数あります。パーツ類はコンマ数ミリの狂いを自分で削って調整できるDIY技術が必要になる場面がありますが、それを値段の安さと割り切れる広い心も必要です。

✕:法律・安全・偽物リスクが高い物(地雷エリア)

法律に抵触して税関で没収されるリスクや、最悪の場合、火災や健康被害など物理的な危険を伴うジャンル。「安物買いの命失い」になりかねない暗黒地帯です。

記憶媒体・主要ガジェット(激安SSD、激安SDカード、激安USBメモリ、激安スマートフォン、激安タブレット)

大容量の記憶媒体で激安品は100%スペック偽装で、激安スマホ、タブレットは10年前の再生パーツの寄せ集めです。安物買いの銭失いが確定している、買ってはならない商品群です。

ブランド風の製品・キャラクターグッズ(メーカーロゴが入った商品、高級時計、フィギュア、アニメグッズ、登録商標された商品のパチモノ全般)

知的財産権の侵害をしている商品は、知らずに買ったとしても税関で問答無用に没収されます。購入数量によっては、しょっ引かれる恐れがあるので買わないほうが身のためです。

充電器・モバイルバッテリー・家電(コンセントに差し込む製品全般)

特に激安品は十分な検査を行っているか不明で、発火のリスクが常に付きまといます。また、個体差が激しいので、買って良かったから次も買ってみたら発火した、なんてことが起こり得るカテゴリーです。また、保証書があったとしても、無償で修理してもらうことは事実上不可能なので、故障=泣き寝入りとなります。

健康・美容・ベビー用品(サプリメント、スキンケア、美顔器、ベビー服、おもちゃ)

どんな原料が使われ、どんな成分なのかが完全なブラックボックスです。肌荒れや重金属などの安全基準が守られているのかは全くの不明で、どんな健康被害が出るのかは未知数です。特に口に入れる、肌に直接塗る製品は、どのように製造されているのは知る由もなく、どんな作用を引き起こすのか一切分かりません。また、なにか症状が出ても一切の責任を負ってくれることはありません。

アウトドア・ヘルメット・防犯セキュリティ用品(テント、バーナー、ヘルメット、防犯カメラ、スマートロック、GPS)

アリエクスプレスの商品で命を全面的に預けるのは大きなリスクです。キャンプ用品は使ってみないとそのリスクは分からず、深夜の山中でなにかリスクが出たら命取りになります。ヘルメットは真っ二つに割れた商品画像がフィードバックでよく見かけます。また、セキュリティのために設置した防犯カメラの映像が流出した、なんてことが起こっても、なにも不思議ではありません。

アリエクスプレスの安さの秘密は?

色々と書いてまいりましたが、私は『中国製=危険』であることを言いたいのではありません。

iPhoneだって中国製ですし、日本メーカーの電化製品も中国製が多数存在しています。ただ、それらと何が異なるのかと言えば、『品質管理』の有無にほかなりません。

商品価格の安さは品質管理コストの差でもあり、原料をケチったり、物によっては深刻なダメージを与えるようなものを平気で使った商品が流通していることが大きなリスクなのです。

アリエクスプレスで一番危険なのは、実は、安い商品を見て『安くてお得だ』と初めから信じ込んでしまうことです。『安いからには何か理由がある』と疑いながら購入すると、地雷を踏むリスクは急激に低下します。

それともう一つ。100円ショップで買ってきた製品がすぐに壊れたとしても、目くじらを立てて怒る人はあまりいないはずです。アリエクスプレスの商品に対しても、100均の精神というか、あまり多くを望まないことこそが、本当の意味でお得な掘り出し物に巡り合うための、最大の秘訣なのかもしれません。

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