アリエクスプレスの偽物ポケモンカードと、フィードバックに集まる4種類の人々の話

インターネットニュースを眺めていると、ポケモンカード専門店へ泥棒が入った、強盗が押し入ったとの報道を割と多く見かけます。

ポケモンカードを知らない人間からすると、カード専門店が成り立つほどの市場があるのかとも思えます。ましてや、たかがカードのために窃盗や強盗事件が発生するなんて、なにか不思議な感覚になりますし、信じられません。しかし、ポケモンカード自体にとんでもない価値が付けられているのなら、それは納得ができます。

1枚数百円のポケモンカードが、高額なものだと数百万円で取引されることがあると言います。ただ、もともとは紙でできたカードなのですから、見た目だけを真似た偽物を作りやすく、現に多くの偽物が出回っています。

アリエクスプレスのポケモンカードは8年くらい前からよく見かける商品ですが、どの販売店も定価よりも大幅に安く売られているのが大きな特徴です。また、数百万円の価値があるとされるレアカードが、たった千円くらいで大量に売られているのも以前から見られる光景です。

もうこの時点で、アリエクスプレスのポケモンカードはどういった立ち位置なのかを多くの方々は分かっていて、答えは一択のはずです。

しかし、フィードバックのコメントを見ると、主に四つに分類された人々が購入していることが分かります。

まず一つ目は、アリエクスプレスをまだよく知らない人が、本物が安く買えると考えて購入するパターンです。

この方々は、本物だと思っていたのに偽物が届いたことで、かなり憤りながらコメントをしているのが特徴です。知らずに買ってしまっているので、被害者とも言える一方で、安いものには訳があることを早々に身をもって学べたことは良いことにも思えます。

二つ目は、商品の素性がおかしいことはうすうす感じていたけど、もしかすると本物かも、との思いで購入したパターンです。

この方々は、もしも本物ならばラッキーだと興味半分で買ってみたものの、やっぱり駄目だったとコメントしているのが特徴です。

三つ目は、偽物であるとちゃんと理解して購入している方々です。上の二つまではどちらかというと被害者ですが、ここからはどういった商品であるのかを理解しているので確信犯とも言えます。

ただ、見方を変えると、コメントに偽物であることをちゃんと記載しているので、後から購入するユーザーへ注意喚起している良心のある人々とも言えます。

そして四つ目は、本物であると言い切るだけでなく、後から購入する人々を陥れようとする人々です。これがアリエクスプレスで最も気を付けなければならないことなのです。

コメントがやたらとポジティブで、販売店を褒めるようなことが書いてあったら、十中八九、そのコメントは捏造です。特に、明らかに安い商品は、ポケモンカードに限らず、この手法が多く見られます。

アリエクスプレスのポケモンカードのフィードバックコメントは、人間の性が全て凝縮しているのではと思えるほど、様々な人間模様を見ることができます。偽物に騙し騙され、捏造した事実でさらに騙す。これはある意味、どろどろのドキュメンタリーとも言える気がします。結局のところ、芯の部分は権利を侵害したパチモノ販売を取り巻く、ごく単純な話でしかないのですけど。

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