アリエクスプレスには色々なメーカーの色々な商品が販売されておりますが、その中で比較的まともなメーカーの製品というと、真っ先に思い浮かぶのがXiaomiのスマホ端末です。
Xiaomiのスマホは現在、日本国内にも進出しており、大手携帯キャリアショップでも普通に販売されていて、その知名度は高くなっていると思われますが、以前は中華通販で購入する人間にしか知られていないメーカーでした。
しかし、お値段の安いスマホ端末にも関わらず、かなりの高性能であることが大いに評価され、中華通販という狭い世界の中では絶対王者のような位置付けがなされておりました。
年に数回行われるXiaomi端末のセールともなると、それは多くの人間が挙って購入しましたが、その大きな理由は安さに他なりません。
通常価格で3万円弱も出せば何不自由なく使いこなせる高性能の端末が購入できるのに、セールになるとその端末が送料無料2万円以下で手に入るともなれば、大勢の人間が購入するのは当たり前の話で、私もその一人でした。
それからかなりの時が経過した今現在、アリエクスプレスではXiaomiスマホのセールが開催されておりますが、その様相は以前と丸っきり違うように感じてしまい、その理由は端末のセール価格に他なりません。
Xiaomiの端末セールと言えば、通常価格よりもお安くなることだと考えるのが一般的だと思われますが、現在開催されているアリエクスプレスのXiaomi新発売スマホセールは、値引きではなく、おまけがもれなく付いてくるという珍しいセール形態となっております。
おまけと言うとショボめ商品が貰えるように想像しがちですが、貰えるのはタブレット端末だったりしますので、必要な方にとってはかなりお得なセールであることは間違いありません。
ただ、そのセールで対象となるスマホ端末というと、かつてのXiaomiスマホを知る人間には別世界のようなお値段です。
今回のセールで最もお安い端末はXiaomi mi 14Tで、セール期間中に購入すると150ドル相当の Xiaomi Redmi Pad SEが貰えるというのですが、Xiaomi mi 14Tの端末価格はというと10万円弱となっております。
コロナ禍以降の半導体不足から始まったスマホ価格の上昇がXiaomi端末に及んでいることは存じておりますし、スマホ端末がメーカを問わずに全体的にお値段が高めであることも理解しております。
しかし、セールだからと2万円以下に安くなった端末を喜んで購入していた人間からすると、10万円のスマホを買うとタブレットが付いてくることに対しての魅力はかなり薄めなように思えます。
また、20万円弱の折りたたみ式のスマホ端末の場合には3.5万円相当のPOCO Padが貰えるセールも合わせて行われておりますが、ここまでのお値段になると、タブレットを貰えることが果たして安いのか高いのかもよく分からなくなってしまいます。
私の知っているXiaomiの端末はもうずっと過去の話であり、現在とは状況が全然違うことは理解しつつも、セールとはいえ、そのお値段が全然違うことに戸惑いを隠せない、というお話でした。