アリエクスプレスのAliExpress Wikiは便利な機能ともう一つの側面があった話

最近、アリエクスプレスのサイト内に導入されたAliExpress Wikiをご存じでしょうか?まだ、一部の商品ではあるものの、使用方法や詳しい内容の説明が日本語で掲載されています。

アリエクスプレスにどっぷり漬かっている私にとって、AliExpress WikiはWikipediaよりも面白く、興味深い記事がいくつもあります。

例えば、アリエクスプレスには色々なスマートフォンが販売されておりますが、中には全く聞いたことのないメーカーのスマホが結構売れていたりします。

その中に『FUFFI』という、私は見たことも聞いたこともない中華スマホメーカーがあったのですが、そんな時にAliExpress Wikiが役立ちまして、以下のような記述がございました。

FUFFIというブランド名は、中国深圳市に拠点を置く「FUFFI Technology Co., Ltd.」です。同社は2020年前後に設立された比較的新しいスマートフォンメーカーで、主に中低価格帯のAndroid端末を展開しています。深センは世界的に有名な電子機器の製造ハブであり、HuaweiやXiaomiの初期モデルもここで生産されました。

この説明だけを見ると、HuaweiやXiaomiの端末もFUFFI社が製造していたような印象ですが、よく読むとHuaweiやXiaomiの初期モデルが深センという地域で製造されていただけで、FUFFIとはなんら関係がなかったりします。

あれ、なんでこんな言い回しなのだろう?とちょっとだけ疑問が浮かびましたが、次に書かれているApple、Samsung、Xiaomiの各社が製造するスマホとの比較表を見ると、FUFFIというメーカーはこの3社と引けを取らないかのような立ち位置の説明がされておりました。

AliExpress WikiのFUFFIのページには、この後も端末の性能やバッテリーについての記述がずらっと並び、技術力が高いことを色々な言葉で語っておりました。

なるほど、FUFFIのスマホは良いものなのかも?と思ったのもつかの間、商品の詳細ページを見てみると、どこからどう見てもパチモノスマホであることが一目で分かりました。

外観が似ているのはまあ良しとして、問題は液晶画面内でして、Android端末なのにアイコンの全てがiOSのもので表示されていて、これは10年以上前から存在する手の込んだiPhoneのパチモノスマホでした。

それなのに、お値段が送料無料で1万円以下という、10年前のパチモノiPhoneよりもお安い価格で販売されていて、なおかつ、フィードバックの数字が高水準だからなのか、多くのユーザーが購入しておりました。

アリエクスプレスはコピー品、パチモノは販売してはならないとの鉄則がございます。しかし、パチモノ商品をアリエクスプレスのWIKIを使って詳しく説明し、その結果、売れに売れているパチモノが存在している、という矛盾が、便利な機能のふりをした販促装置のようで、なかなか高度なパチモノ商法に見えました。

Aliexpress Wikiは基本的にユーザーに役立つ情報が掲載されておりますので、商品の操作方法や仕組みを知りたい時におすすめです。

今回の話に近いものを下に二つ置いておきます

アリエクスプレスの荷物が宅配された際の再配達の連絡方法の話
アリエクスプレスの荷物は日本郵便・佐川急便・ヤマト運輸・エスポ便のいずれかに引き渡されますが、アプリの“注文の追跡”から配送業者名と連絡先を確認できる話。置き配が多いものの、必要ならここから問い合わせが可能です。
ようこそ、アリエクスプレス秘宝館へ。買う気はないけど見てみたい珍品の数々のまとめ
アリエクスプレスは買い物をするだけの場所ではなく、文化の違いを眺める場所でもあります。日本人には『なぜこんなものが普通に売られているのか』と首をかしげたくなる珍品や奇妙な商品を、カテゴリー別にまとめたページです。