きっとチャンピオンにはなれないであろうアリエクスプレスのボクシングマシーンの話

アリエクスプレスには日本であまり見かけない商品が色々と販売されておりますが、スポーツ用品の中にもその発想はなかったと思わせる商品がごくごく普通に売られております。

その商品とはボクシングスティックターゲットトレーニングといい、俊敏性を鍛えるためには打ってつけとのこと。

チャンピオンを目指したいボクサーは、この商品を壁に設置してスイッチを入れれば、AIが緻密に計算した攻撃が色々な方向から繰り出されるのをかわしつつ、転じて攻撃をすることで、短期間のうちに驚異の俊敏性が身に付くといいます。

マシーンからの攻撃は上から横からと様々な角度からランダムで繰り出されるため、これをかわすことができるのならば、君もきっとチャンピオンになれるとも書かれておりました。

そのマシーンをランダムな動きが商品ページの動画があったので眺めてみると、これはまさしく、ジャッキーチェン初期の香港映画である少林寺木人拳がモチーフになっているのは間違いありません。

しかも、70年代に公開された木人拳は、当時だってハリボテだなんだと酷評されておりましたが、このボクシングマシーンの動きは70年代の速さも動きそのままでして、ハリボテにしてはお値段がかなり高過ぎる印象です。

アリエクスプレスというか、あちらの国の凄いところは、思ったままの商品をまずは作ってしまうことです。

その商品が誰の目から見てもイマイチで、突っ込みどころが満載の失敗作でも、何食わぬ顔で平然と売りに出してしまうところが凄く、何度三振をしようがいつかホームランが出るまでバットをぶんぶんと振り続ける精神力は大したものです。

この木人拳風ボクシングマシーンでチャンピオンが誕生することはないのでしょうが、これを踏み台にして本当にチャンピオン製造マシーンが生まれるかも、というお話でした。