
円高が進むと、海外通販が安くなると言われ、円安が進むと、逆に高くなると言われます。実際、AliExpressの日本円の商品価格は、為替の影響を受けて日々上下しています。
ところが、AliExpressの『3点以上のまとめ買いのよりどり』と『売り尽くしセール』に関しては、為替がどちらに動いても、150円や300円のまま固定されている商品が非常に多いのです。
これは為替の影響を受けていないのではなく、よりどりが通常のセラー出品とは異なり、運営主導の価格モデルで動いているためです(※こちらのChoiceはなぜ安いのか? AliExpressの裏側にある3つの販売形態と物流の秘密を事前に参照すると分かりやすくなります)。

アリエクで販売されている商品は、基本的にセラーが商品価格を決めています。ところが、よりどりと一部の売り尽くしセール商品は、運営するアリエク自身が値付けを行っていて、ここが通常商品と根本的に販売方法が異なる点です。
アリエクの商品価格は通常米ドルで値付けをすることが義務付けられていますが、運営元が販売の権限を持つよりどりでは、米ドルでの値付けを行わず、その国に応じた通貨単位で設定します。
日本人ユーザー向けならば、運営側が「日本市場ではこの価格で売る」と決めて、最初から日本円で価格で値付けをしますから、為替レートがいくら動こうが、表示価格は固定されたままなのです。
よりどりと一部の売り尽くしセール商品には、運営元の強烈な力が加わっているのです。

両者の違いを整理すると、こうなります。
| 項目 | 通常商品(セラー主導) | よりどり / Choice(運営主導) |
|---|---|---|
| 価格設定者 | セラー(米ドル建てなど) | AliExpress(日本円建て) |
| 為替の影響 | 受ける(レートで変動) | 受けない(戦略的固定価格) |
| 価格更新のタイミング | 為替連動だがタイムラグあり | 運営側の戦略により固定 |
| 価格の心理設計 | セラーが自由に設定 | 運営が「150円」「300円」など市場ごとの心理価格を設計 |
| 代表例 | 通常の検索で出る商品 | 「3点選んで〇〇円」などのよりどり商品 |
※通常商品でも、価格が為替に連動して変動するまでにはシステム上のタイムラグがあります。アリエクの表示価格は、必ずしもリアルタイムの為替を反映しているわけではありません。
先日、大きな円高になるニュースが飛び込んできた時も、逆に強烈な円安方向への巻き戻しが発生した時も、よりどりや売り尽くしセールの価格は全く変化がありません。

まさに日本国内で日本円で買い物をしている感覚なのですが、運営元はこの感覚にユーザーをするために、わざわざ日本円で固定する販売を行っていると思います。
100円200円、たとえ10,000円の商品だとしても、日々の為替の動きくらいならば、円高になったから物凄く安くなるわけでもなく、円安だからといって物凄く高くなるわけでもありません。
だからこそ、そう気になるものでもないのですが、よりどりや売り尽くしセールは為替レートに関係ないことは覚えておいて損はないと思います。
今回の話に近いものが下にあります👇







Q&A
Q1. 円高になったらアリエクは全体的に安くなるのでは?
A. 通常のセラーが出品する商品は、為替の影響を受けて安くなる傾向があります。しかし、よりどりなどの運営主導商品は、日本円価格が固定されているため、為替に連動してすぐには変動しません。
Q2. よりどりの価格が固定なのは、お得ではないということ?
A. お得かどうかは重視するポイントによります。為替の変動を気にせず買い物でき、送料無料が維持されるという点ではメリットです。ただし、円高が進んでも商品価格がさらに安くならないという点では、為替の恩恵を直接受けたい人にとっては物足りないかもしれません。
Q3. 全托管モデルとは具体的に何ですか?
A. セラーが商品の供給に専念し、価格設定・物流・カスタマーサポート・返品対応のほぼすべてをAliExpressの運営側が一括管理する販売モデルです。
Q4. 為替が動いたら、通常商品の価格はいつ変わる?
A. システム上の更新タイミングにより変動しますが、必ずしもリアルタイムではありません。表示価格と決済時の価格にわずかな差が出る場合もあります。
Q5. よりどり商品で返品はできる?
A. 「Free Return(無料返品)」マークがある商品など、条件を満たせば返品可能です。これも運営側がルールを定めているため、セラーごとのバラつきが少ないのが特徴です。
