最近のアリエクスプレスは百円ショップへの誘導が激しくてこの先が少し心配になる話

一昨年からアリエクスプレスで始まった、特定の商品ページにて3点以上の商品を選んで購入するセール、現在の名称は『百円ショップ』という販売方法がございますが、この百円ショップはとにかくお得に買えることが最大の特徴です。

最低でも3点の商品を選ぶ必要がありますが、そこで販売されている商品の価格はどれもこれもアリエクスプレス内で最もお安く、欲しい商品があればここで購入するのがお得となります。

ただし、百円ショップでの難点は商品検索をして探すことができず、セールページにて表示される無数の商品の中から選ぶ必要があるため、選ぶのにかなり時間を要することなのですが、最近になって検索で探すことは無理でも、AIからのおすすめ商品として百円ショップの商品が出現するようになりました。

スマホアプリでもPCサイトでも、購入したり閲覧した履歴に基づいてAIがおすすめ商品を提示してきますが、最近になって提示してくる商品に『百円ショップ』との表記されたものが多く出現するようになりました。

先程も申し上げましたが、百円ショップの商品はアリエクスプレス内でほぼ最安値で販売されておりますから、AIからおすすめにより、アリエクスプレス内で最も安く、しかも届くまでのスピードがかなり早い商品を購入者は簡単に見つけられるようになりました。

購入する側にとってはとてもありがたい変更点なのですが、一歩下がって考えてみますと、この変更点は先々に不安にさせるものでもあるような気がします。

アリエクスプレスは色々なお店が集まる商店街のようなECサイトで、同一商品であっても、それぞれのお店が自由に価格を設定して販売を行っており、高値のお店もあれば、安値で販売するお店もあって、百円ショップで見掛ける商品も色々なお店が販売しております。

百円ショップで販売されている商品はほぼ最安値であり、購入する側は高値よりも安く買いたいのが一般的ですので、同一商品ならば百円ショップで購入することが多くなります。

しかし、そこに問題点がありまして、百円ショップで販売されている商品は、アリエクスプレスを運営している大本のアリババの直営店のみであり、百円ショップへ購入者を誘導することはアリババの直営店ばかりが売れることに繋がり、一方でアリエクスプレスに参入している一般的なお店は売れなくなっていくことになります。

商店街の問題としてよく見られるのが、商店街の近所に大型のショッピングモールが出店して商店街が壊滅的な打撃を受けて小さな小売店がなくなり、食い尽くしたショッピングモールもやがて勢いがなくなって撤退し、その地域が思いっきり廃れてしまう、なんてことが日本でも見られたりします。

アリエクスプレスでも同様の事が起こりつつあるような気がして、今後はアリエクスプレスがアマゾンのように自らがメインで販売していく方向へ舵を切るならば問題はありませんが、楽天のような方式のままで自らが率先して売り上げを奪い取るような商売だと先々が不安に思えるのは私だけでしょうか?