アリエクスプレスで販売されている商品の中には有名メーカー製をかたるパチモノが少なからず存在しておりますが、その有名メーカーはというと、日本やアメリカ、ヨーロッパの企業をかたるものが今までは主流でした。
しかし最近では、中国のメーカーをかたるパチモノが非常に多くなっており、特に目につくのがXiaomiが製造したと記載しつつ、実際にはそうではない商品がかなりありまして、Xiaomiは、以前のアリエクスプレスでのSONYやアップルのように企業名を使われやすくなっています。
私が先日のセールで購入した温湿度計にも上の画像のようにXiaomiの文字が入っておりまして、お値段はというとセール価格でたったの400円でした。
いくらセールとはいえ、Xiaomiが製造している温湿度計ならば400円であるわけがないと思うのですが、小型のものが欲しかったのでダメもとで購入してみた次第です。
届いて早速使用してみると、我が家にある日本製の温湿度計と全く同じ数値を計測しますので、温湿度計としては合格です。
また、この手の商品をアリエクスプレスで買うと時計機能の精度が非常に悪く、1日もしないうちに5分ぐらいの誤差が出るのですが、この商品はまだ1週間くらいの使用ながらも1分の狂いもないため、時計機能としても問題ありませんから、このお値段ならば何の文句もなく、買って大正解の商品だと思います。
となると、この製品は本当にXiaomiの関連企業が製造したものなのかとも思いまして、この部分を調べてみます。
届いた商品は珍しく正箱に入っており、秒秒测（MiaoMiaoCe）という企業名が記載されていたので調べてみると、予測変換で『小米 秒秒测』、つまりXiaomiに関係するキーワードが出現したので見てみると、秒秒测（MiaoMiaoCe）はXiaomiの関連企業だということがわかりました。
また、秒秒测（MiaoMiaoCe）の企業ロゴは上の画像のフクロウをモチーフにしたものらしいのですが、届いた正箱にもちゃんとこのロゴが入っているので、これはもしかすると本当にXiaomiが関わっている製品なのかもしれません。
ただし、秒秒测（MiaoMiaoCe）のホームページにある製品一覧のページを見ても、これと同じ製品がなく、となると、やっぱり企業名だけをパクったパチモノのような気もしてきます。
しかし、温湿度計の性能としては何も申し分もなく、むしろ買って正解でしたので、もしかする今までにない画期的なパチモノ温湿度計なのかも、というお話でした。