卸売には似つかわしくない商品がアリエクスプレスで販売されている話

アリエクスプレスというECサイトがどのように誕生したのかといいますと、元々はアリババという業者向けのECサイトが存在しており、そこは業者向けなので購入ロットが非常に大きかったことが由来です。

サンプルとして1個2個だけ欲しい、あるいは、もっと少ないロットで仕入れたいとの要望が多くなり、小口のロットでも購入できるECサイトとして、アリエクスプレスが誕生しました。

当初はメーカーや工場などの企業レベルのお店がメインでスタートしたアリエクスプレスでしたが、徐々に個人レベルでの開店が多くなり、中国国内で流通する商品を販売するお店が次々と現れ、現在の形態に落ち着きました。

元々のアリエクスプレスが業者向けや卸売りの立ち位置でしたので、現在でもそういった一面を持つお店が存在しており、色々な商品が卸売り的な販売が行われております。

そんなことを踏まえつつ、アリエクスプレスを眺めていて見つけた卸売りの商品がございまして、その商品は折りたたみ式メリケンサックです。

メリケンサックとは護身用アイテムの一つで、4本の指に装着した後に思いっきり握り込んで相手を殴打すると大ダメージが与えられるシロモノでして、昭和から平成にかけての足立区ではポケットに忍ばせる中高生が結構おりました。

ただし、護身用は攻撃用にもなり得てしまいますから、所持して公共の場にいれば当然しょっ引かれる類のアイテムでして、治安の悪化が心配されるこの日本であっても、その需要はほとんどないと思われます。

しかし、アリエクスプレスではメリケンサックを卸売りするお店が存在し、卸売りなので、当然、数量を多く購入すれば割引も大きくなる形態の商売が行われておりまして、モノがモノでもアリエクスプレスでは卸売りが存在している、というお話でした。