アリエクスプレスには日本ブームで売れている商品があるものの日本人は誰も買っていない話

訪日観光客数が過去最高を記録している現在の日本ですが、その要因として円安が大きな原動力になっているのは間違いないものの、日本に興味を持つ外国人が相当に増えているのも関係していると思われます。

日本のアニメやゲームを発端として、日本の風習や文化、食生活などを好む人々が相当に増えているそうで、最近の米不足も海外需要からの米の輸出やインバウンド消費が要因の一つだとも言われております。

日本に在住しているだけではあまり感じませんが、日本を好む日本ブームは海外ではかなり大きいなうねりになっているのかもしれず、それはアリエクスプレスを眺めていても感じることがあります。

以前のアリエクスプレスで『Japan』あるいは『Japanese』と検索すると、なぜか18歳以上なのかを確認する年齢認証が出てきて、出現する商品もアダルト的なものがなぜか出てくる仕様でした。

しかし、現在ではいかにも外国人だけが好みそうな日本的な商品が数多く出現するようになり、日本人は買わないだろうと思える商品が逆に外国人には大人気だったりします。

例えば、上の画像はコントローラーの置台ですが、これがかなり売れていたりします。

外国人が真っ先に思い浮かべる日本といえば侍と忍者であり、世界的にインターネットが発達し、情報社会となった現在であっても、日本には侍と忍者がそこら中に存在していると考える外国人は相当数おります。

そういった連中には打ってつけとも言えるコントローラーの置台ですが、やっぱりというか、日本人が購入している痕跡は一切ございません。

この他にも、アリエクスプレスには浅草の土産物屋で売られていそうな商品がやたらと増え、割と売れている痕跡が見て取れ、だからなのか日本ブームを当て込んだお店が増えている印象です。

ただ、売れている商品はというと先程のコントローラーの置台のような、日本人は誰一人買わないようなものがほとんどで、嗜好性が全然異なることがよく分かります。

アリエクスプレスは、居ながらにして文化の違いを理解する機会を与えてくれる学習サイトの一面も持ち合わせているかもしれない、というお話でした。