アリエクスプレスを利用する日本人はどのくらいの割合なのかは不明なものの、年々増えていっているのは確かだそうで、アリエクスプレスのお店の中にも日本人を顧客のターゲットにしているところがあるとのニュースを見掛けたこともあります。
ただし、あえて初心者という言葉を使わせていただきますが、日本人の初心者な顧客を狙う詐欺的な販売があるような気もしてしまうのが今回のお話です。
予めお断りさせていただきますが、今回のお話はあくまでも私に届いたいくつかのメールを元に想像しているだけですので、実際に発生しているのかは定かではないことをまずはお伝えしておきます。
私の以前のブログでも、現在のこのブログでも、『アリエクスプレスで購入した商品が届かない』とのメールは時々届き、私が知る限りの対処法はその都度お伝えするのですが、そのトラブルの中でとある共通点があるような気がするのです。
その共通点というのが、アリエクスプレスで初めて購入した商品が概ね1万円以上の場合、偽番号を掴まされて商品未着なのに取引が終了してしまう、というものです。
偽番号というのは、お店から通知される追跡番号が実際には購入者宛の荷物のものではないものを言います。
例えば、東京に住むアリエクスプレスユーザーがお店に教えてもらった追跡番号の情報を調べていると、確かに日本へ荷物は届いたものの、なぜか大阪で荷物の受け取りが完了し、注文ページは荷物がもう既にユーザー宅へ配達が完了した旨が記載されてしまう、といったものです。
購入したユーザーは荷物を受け取っていないのに、注文ページではこの取引が完了してしまうと、代金を支払ったのに商品を受け取れないということになるため、これはかなり焦る事態となります。
ただし、この偽番号という手口は以前のアリエクスプレスでは非常にメジャーな手口であり、誰もが絶対に経験するものだったりしたのですが、最近では返金を求めればあっさり返金してくれるようになり、おそらくはこの手口を行ったお店への制裁も強化されているため、ほとんど行われることはなくなりました。
しかし、アリエクスプレスでまだ購入したことがない初心者の方がこれをやられると、かなり焦りますし、時間がある程度経過してしまうと返金することもできなくなったりします。
アリエクスプレスのお店側が購入したユーザーの情報をどれだけ閲覧できるのかは分かりませんが、以前は購入に応じてランク分けするシステムがありましたから、初心者なのかそうでないのかくらいはお店側は把握できると思われます。
そして、初心者を狙い撃ちして偽番号の手口で商品代金をせしめようとするお店は今でも存在すると思われます。
なぜこんなことを言うのかというと、私へメールで問い合わせた方々から伺ってみると、アリエクスプレス初心者で、なおかつ、1万円以上の商品を購入していることが推測できるのです。
こういった際の追跡番号をお聞きすると、DHLといった海外貨物の追跡番号が使われているので、ある程度の金額の商品を購入したであろうと予測ができ、どのくらい利用しているのかをお尋ねすると、大抵は初回か2回目とお答えされることが大半です。
以上の観点から、詐欺的な手口を使うお店が悪いのは間違いないものの、購入する側もアリエクスプレスに慣れるために安物商品をまずは買うことから始めるのもトラブルを未然に防ぐ手段にもなる気がします。
また、相談される多くの方が、アリエクスプレスを日本の通販のように捉えているのも共通点に思えますので、日本的な通販での扱いをアリエクスプレスで求めるのならば、絶対に購入しない方が良い気が個人的にはします。
現在のアリエクスプレスは以前とは比べようもないほど健全なECサイトだと個人的には思っておりますが、初心者を狙う手口はまだあるような気がする、というお話でした。
もしも返金等でお困りでしたら、日本語化されているこちらのアリエクスプレス・ヘルプセンターへ