コロナの頃までのアリエクスプレスの配送方法といえば、全体の8割以上はChina Postが使用されました。
China Postとは、中国の国営の郵便であり、中国各地に点在するアリエクスプレスのお店からChina Postで発送された荷物は大都市に集められた後に日本へ送られ、日本国内は郵便局がユーザーの元へ配達してくれます。
ただし、China Postは発送された地域によって日本までに届く時間が大きく異なり、深センや北京からならば1週間くらいで届くことがたまにありつつも平均すると2週間くらいで届く反面、あまり聞いたことのない地域から荷物が発送されてしまうと、1カ月くらいは平気でかかることもしばしば起こりました。
しかし、今から2年くらい前からアリエクスプレスは物流をかなり強化し、中国のお店から日本のユーザー宅までの配送時間を概ね1週間以内に短縮する施策を行いました。
そして、今ではお店が発送してから最速3日間で日本のユーザーの元へ荷物が届いてしまうほど物流は進化しましたが、だからこそ、今現在においてChina Postで商品を発送されてしまうと、とんでもなく時間がかかる印象を受けるようになりました。
現在のアリエクスプレスには、『Choice』と表記された商品か否かの分類ができ、Choiceと表示されている商品だけを1500円以上購入するだけで、発送から最速3日間以内で届く配送方法が自動的に付与される一方で、Choiceではない商品を購入した場合にはChina Postなどの懐かしい配送方法が選択されます。
先日、私が購入した商品もChoiceの表記がなかったのでChina Postの普通郵便なのかなと思っていると、案の定、China PostのSmall Packetで発送されました。
私は以前、China PostのSmall Packetで発送から100日以上が経過して荷物が届いたことが何度もありますので、待つことには慣れていると思っておりましたが、現在のアリエクスプレスの配送方法の速さに慣れ過ぎたからか、1週間が経過しても荷物が届かないことになにかイライラ感を覚えます。
また、日本の郵便局が以前違ってやたらと時間がかかるようになった関係から、以前ならば、日本へ届いたことを示す『到达寄达地』や『飞机进港』が追跡情報に出現すれば3日間ほどで届いていたものが、1週間が経過しても全然届かないことにもイライラするようになりました。
私自身は、アリエクスプレスの荷物がなかなか届かないのは仕方のないことだと、以前はちゃんと理解していたつもりでしたが、下手をすると日本国内の通販よりも早く届いてしまう、最速3日間で届く現状のアリエクスプレスに慣れ過ぎてしまい、待つことが苦痛になっていることに気付かされました。
トルコポストならば平均2カ月、スウェーデンポストならば平均1.5カ月、広西チワン族自治区から発送されたChina Postは1か月以上確実にかかる、といったことなどすべて忘れるほど、今現在のアリエクスプレスの配送方法は優秀になったことを実感できた、久しぶりのChina Postで発送された荷物の話でした。