ダメもとで買ってみた安物の手回し式スマホ充電器はやっぱりダメだった話

日本は地震の発生が他の国よりもかなり高く、日々小規模な地震はどこかの地域で発生し、大災害となってしまう大地震も10年、いや5年くらいのスパンでどこかの地域で必ず発生している国だったりします。

地震のタチの悪いところは、科学が大いに進歩した現代であっても、いつどこで地震が起こるかの予測は全くできないことに加え、地震の発生を未然に防ぐことが絶対に不可能な点であり、人ができることと言えば、発生してしまった後の備えを事前に行うくらいしかありません。

地震の備えとしては水や食料の確保はもとより、情報を得るためのツールを準備しておくことが大切で、ライフラインが切断される中ではスマホの電源を確保しておくことはかなり重要です。

電源としてすぐに思い浮かぶのはモバイルバッテリーですが、もしも充電を予め行っていなかったらどうすることもできません。

となると、電気に頼ることなくスマホの充電が行えるアイテムがあれば安心なわけで、アリエクスプレスで送料無料500円以内で購入できる、スマホの充電をしたい時に手回しで発電できる『手回し式充電器』はあった方が便利に思えます。

しかし、アリエクスプレスの安い手回し式充電器を見れば見るほど、こんなのでスマホが充電ができるのか?との疑問が誰でも出てくるフォルムだったりします。

おもちゃの釣り竿のリールに似ている見た目からして耐久性のなさそうな雰囲気が醸し出されており、このリールを回し続けてスマホに充電されるほどの電力を生み出せるのか?との疑問が出てきます。

現在のスマホはバッテリーが大型化しているだけでなく、安定的な電力でないと充電が行われない仕様となっている中で、このリールを回すだけで安定した電力が生み出すのは至難の業というか、どんな筋力を持った人間ができるのか?とも考えてしまいます。

とにかく商品的にはダメであろうと思いつつも、素人の私の予測なんぞあてにもならないのでお試しで購入してみることにしました。

結論を申し上げますと、やっぱりこの安物手回し式充電器は珍しく私の予想通りの結果となり、全く使い物にならない商品でした。

商品画像の見た目そのままにリール部分がチャチ過ぎて、回し始めておそらく100周もしていない段階でベアリングが外れたのか回らなくなり、使用後たった3分で発電されている実感すらなく終了してしました。

仮にリール部分が壊れなくても、ちょっぴりだけでも充電できる電力を生み出すにはとてつもない労力が必要であり、仮に労力を惜しまずに行ったとしても、今度はリールの耐久性が付いてこなくなるため、期待する結果になることが難しい商品だと思われます。

もしも災害用の充電器を用意しておくのならば、日本国内でソーラーパネルでも充電できるモバイルバッテリーの方が断然使えると思われ、アリエクスプレスの手回し充電器は安価ながらも買わない方が無難、というお話でした。