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携帯電話は80年代に登場し、90年代中盤頃から世間一般に浸透し始め、それから30年が経過した現在では携帯電話を所有していない人を見つけ出す方が難しいほど、誰もが当たり前に利用しているアイテムになりました。
当初の携帯電話は、戦時中の通信兵が使うかのような無線型だったり、肩掛け式のバッグ型だったりと、携帯しているには間違いないものの、明らかに邪魔な大きさだったものが、ポケットに入るサイズになった時点から広く浸透していったように思えます。
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まあ、端末の価格が安くなったことが一般的なアイテムとなった主な要因なのでしょうが、持ち運びに楽なコンパクトサイズになったことも一つの要因だと思われます。
ただし、端末の大きさがよりコンパクトであれば良いのかというとそうでもなく、スマホにしても、2000年代のガラケーにしても、よりコンパクトサイズな端末が色々と発売されるも、それらが主流になることはなく、それなりのサイズでないと受け入れてもらえない土壌が携帯電話界には存在するような気がします。
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そんなことを踏まえまして、アリエクスプレスを眺めていると、世界最小の携帯電話ではないかもしれませんが、体積的には相当にコンパクトで邪魔にならないボールペン型がアリエクスプレスで販売されておりました。
ただ、eSIMが使えないガラケータイプの携帯電話なので、SIMを差し込むだけの太さがどうしても必要なため、観光地のお土産屋さんにあるジャンボ鉛筆のような塩梅になってしまうのですが、ボールペンという名前に無理があるわけでもなく、かなり珍しい携帯電話だと言えます。
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また、カメラ機能やBluetooth、ラジオが搭載され、デュアルSIM&マイクロSDカードを内蔵することができ、なぜか扇風機までもが備わっているシロモノでして、お値段は送料無料3000円以下というお安さです。
電話が掛かってきたら胸のポケットから取り出して通話する、なんてことを想像すると、周りの人間にかなりのインパクトを与えそうな気がして、競馬場や競艇場などの赤ペンが似合う場所ならば、より見た目が無難になるような気がします。
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しかし、このボールペン型の携帯電話は2Gしか受信できないため、日本国内での携帯電話としての使用はできず、ボールペン型の扇風機くらいにしか使えません。
アリエクスプレスには変わったというか、奇妙なガラケータイプの携帯電話が色々と販売されており、その中の一つのボールペン型なのですが、それらを日本国内で使用するのはほぼ全てにおいて無理なので、仮に欲しくなったとしてもその点を理解しておいた方が良い、というお話でした。