夏の間ずっと点けっぱなしだったエアコンの送風ファンは相当に汚れている話

この夏は日本全国が異常な暑さに見舞われ、私が住む東京の山沿い地域も、例年とは大きく異なる尋常ではない暑さが続き、6月下旬からずっとエアコンを消すことができませんでした。

しかし、ようやく本来の秋らしい気候になったのでエアコンを消して吹き出し口を覗いてみると、エアコンの内部はやはりそれなりに汚れておりました。

私はエアコンを使い始める前に必ず分解掃除を行い、アルミフィンとドレンパンに加え、吹き出し口内部にある送風ファン(シロッコファン)は取り出して丸洗いしており、エアコンを使い始める時は各パーツが割と綺麗な状態になっています。

また、夏と言えども涼しい日が1日くらいは必ずあるので、その時を狙って掃除をするのですが、今年に関してはエアコンを消せるような気候ではなく、3か月間近く点けっぱなしでしたので、どんな塩梅かと分解してみると、送風ファンにホコリがびっちりと付いておりました。

上の画像が取り出したばかりの送風ファンですが、3か月間も絶えず回転し続けていると、まっさらな状態だった羽根にそれなりの量のホコリが付着しておりました。

ただし、現状ではカビが発生しているようには見えないものの、この状態で放置していればこのホコリは高確率で全てがカビに変わってしまい、その状態でエアコンを稼働させれば部屋にカビが解き放たれることにもなります。

ですので、送風ファンを取り出し、水洗いをしてホコリを落としてから万遍なくカビキラーを吹きかけてカビ取りをしておくことは、健康のために割と重要だったりします。

現在のエアコンにはお掃除機能が付いたものがありますが、このお掃除はあくまでもフィルターのホコリを別の場所へ追いやることと、アルミフィンのホコリを落とす程度の機能しかありません。

どんなに高価なエアコンであっても、カビの巣窟になりやすい送風ファンや、エアコン稼働時の独特の嫌な臭いの原因となるドレンパンは全く持って綺麗にしてくれず、人間が分解をして取り出して洗浄するしか方法はありません。

ただし、その作業は自己責任で分解するか、分解洗浄してくれる業者さんに依頼するかの二択となってしまうのですが、仮に新品のエアコンであっても、たったの3か月で送風ファンはホコリまみれになってしまい、このまま放置すると全てがカビだらけになってしまうので要注意、というお話でした。