アリエクスプレスで日本のキャラクターなのに日本人以外しか購入していないのTシャツの話

アリエクスプレスで商品点数が最も多い商品カテゴリーはというと間違いなく衣料品であり、その中でもTシャツは群を抜いて種類が豊富です。

その理由としては、元々は無地のTシャツながらも、プリントをすることで別のTシャツになるからこそ、商品点数が多くなって種類が豊富になるのですが、このプリント作業はお店が勝手に行うため、無法地帯の商品カテゴリーだったりします。

キャラクターの原画さえあれば、それを勝手にプリントできるため、とにかく種類を増やして当たりを探るように量産している印象でして、のべつ幕なしに製造しているTシャツの中には不思議なものもあったりします。

例えば、上のTシャツは日本のプロ野球で昭和の時代に球団のキャラクターと使用されていたものの、今となってはこのキャラクターの原画を見つけ出すことだってかなり難しい作業だと思われます。

おそらく当時のプロ野球を見ていた50代以上の日本人にしか分からないようなTシャツが、2025年のアリエクスプレスでごくごく普通に売られております。

何が当たるのか分からない時代だからこそ、色々なものをプリントして次々と販売している構図があるのですが、中にはそのお店の思いが叶ったものがあるようでして、どれも50件から100件の注文が入っている、日本で誕生したキャラクターを勝手にプリントをしたTシャツが存在しております。

ただし、そのTシャツは日本のキャラクターなのに日本人が誰一人購入しておらず、海外の人々だけが挙って購入しており、しかもかなり好評を博していたりするのが上の画像のTシャツです。

日本人には割とお馴染みの量販店のキャラクターですが、こういったTシャツで100件近い注文が入ることはないため、これは相当な売れ筋商品だったります。

しかも、お値段が3千円くらいと、勝手にプリントしているTシャツの中では3倍から5倍のお値段が付けられており、お店は強気なお値段でも売れると踏んで商売をしている印象です。

日本人がこのTシャツを着用することに大きな抵抗感があるようには思えないのですが、不思議と日本人は購入しておらず、海外の人々だけが購入して良い商品だったとのフィードバックを残している、権利的に問題のあるTシャツのお話でした。