アリエクスプレスで破格値のマイクロSDカードは間違いなく偽装品な話

アリエクスプレスで一時期あまり見かけなくなったものの、最近になって頻繁に見かけるようになった商品に『偽装されたマイクロSDカード』がございます。

マイクロSDカード自体は常時販売されている商品ですが、偽装品が以前は腐るほど販売されていたものの、規制が入ったからなのか、それを販売するお店がかなり減少しておりました。

偽装されたマイクロSDカードとは、そのものズバリで容量が偽装されたマイクロSDカードのことです。

例えば、上の画像のように日本メーカーの名前が入り、なおかつ、信じられないほどの安さで販売されているマイクロSDカードが販売されておりますが、こういった類は総じて偽装品です。

なにが偽装されているのかというと容量なのですが、こういったマイクロSDカードをPCに差し込むと、1TBならば1TBの容量がちゃんと表示されるものの、実際に記憶できる容量は2GBほどしかなく、なおかつ、超低速ですぐに壊れるシロモノだったりします。

実際に使用するとすぐに記憶容量がパンクしますが、モノによってはそれすらを誤魔化すために、初めに記憶したものを勝手に消去して上書きをすることで発覚を遅らせる、といった工作をしているもの存在します。

だからこそ、これを購入した直後はその偽装に気付かずにフィードバックに高評価を付けてしまう方が非常に多いため、その高評価と価格の安さから後から来たユーザーがまた購入してしまう図式がございます。

アリエクスプレスにはまともなマイクロSDカードもちゃんと販売されておりますが、少なくとも1TBで千円以下でまともなものは存在しておりませんし、まともなモノを購入したとしても、アリエクスプレスで買ったものならば、『H2testw』などのソフトで容量をチェックした方が間違いがありません。

安いものには訳があると申しますが、大容量で破格値のマイクロSDカードには必ず偽装工作がなされている、というお話でした。