普通郵便での『お客様の荷物は地元の配送会社に受け取られました』の追跡情報は誤報と考えて間違いない話

アリエクスプレスで千円以下で販売されていて、なおかつ、Choiceではないのに送料無料の商品を購入すると、高確率で『AE_CN_SUPER_ECONOMY_G』という配送方法が選択され、これは普通郵便で発送されたことを意味します。

普通郵便とは、文字通り、郵便によって配達されるものでして、中国から発送された荷物は、第三国を経由し、日本へ到着後は日本郵便の郵便配達で配送されるため、やたらと時間が掛かるのが大きな特徴です。

それともう一つ、普通郵便とChoiceで発送された場合では異なる点がございまして、普通郵便の場合には追跡情報が全くアテにならないということです。

現在のアリエクスプレスは発送から1週間程度で到着するChoiceの商品がメインであり、その場合の追跡情報はその文章をそのまま信じられるものとなっております。

例えば、『通関手続き完了』と表示されれば、それは本当に通関手続きが完了したことを意味しますし、『お客様の荷物は地元の配送会社に受け取られました。』と表示されれば、それは本当に日本の運送屋さんへ荷物が引き渡され、それから2日もすると置き配で配達が完了することにもなるサインだったりします。

しかし、AE_CN_SUPER_ECONOMY_Gで発送された普通郵便の場合に表示される追跡情報の場合、これが全く持ってアテにならず、むしろ混乱するだけなので、追跡情報を見ない方が精神衛生上良かったりします。

上の画像は私の元へ届いた普通郵便の追跡情報なのですが、『4月8日 12:21 (GMT+9)お客様のお荷物は地元の空港に到着しました』とあり、続いて『4月9日 11:21 (GMT+9)お客様の荷物は地元の配送会社に受け取られました。』という追跡情報が表示されております。

この追跡情報を読み取ると、4月8日に日本へ荷物は到着し、4月9日には日本郵便へ荷物が引き渡されたことになり、現在の郵便配達はかなり時間が掛かることを加味しても4日以内、土日は普通郵便の配達がないために翌週の4月14日にはポストに荷物が入っているであろうとの予測ができます。

しかし、この追跡情報は何の意味もなく、実際に荷物が届いたのは『お客様の荷物は地元の配送会社に受け取られました。』が出現した4月9日から11日後の4月21日でした。

もしも、追跡情報を鵜呑みにしてしまうと、『もう日本へとっくに届いているのに全然届かない。なにか重大なトラブルがあったのでは?』や『アリエクスプレスのお店が自分以外の住所に送ってしまったのでは?』といったネガティブな考えばかりが思い浮かび、気の早い人ならば『返金して貰わないといけない』なんてことを考えてしまうかもしれません。

しかし、普通郵便で発送された荷物は、日本へ届いた旨が基本的には分からないため、追跡情報が更新されたとしても全くアテになりませんし、普通郵便だからこそ、時間的な大きな誤差が生じることは多々あります。

ですので、普通郵便で発送された際にはアリエクスプレスのスマホアプリ等で見ることができる追跡情報は一切無視し、荷物が発送されて概ね3週間から1カ月後の忘れた頃に届くと考えていた方が気楽、というお話でした。