アリエクスプレスで安価な宝飾品を買うのは相当な健康リスクを伴うかもしれない話

アリエクスプレスの大きな特徴は安さであり、色々な商品が日本では見ない価格で購入できるところだと思われます。

しかし、安いのには何らかの理由があるはずで、購入する商品によっては健康的なリスクが存在するかもしれないのが今回のお話です。

先日、インターネットニュースを眺めていますと、韓国の税関の発表によれば、韓国にて偽ブランド品輸入での摘発数が急増しており、これらは主に中国からの荷物だったと報じられている少し前のニュースがありました。

まあ、ここまでは日本のニュースでもよく見かけるものですが、その先を読んでいると、今まで聞いたことのない内容が書かれておりました。

その内容とは、摘発した偽ブランド品の装飾品の成分分析を行ったところ、一部の商品から基準値を超える鉛やカドミウムなど、人体に多大な影響を及ぼす恐れのある物質が検出されており、こういったものを購入することは、権利の侵害だけでなく、重大な健康被害を受ける可能性がある、と記事は結ばれておりました。

鉛は口から摂取しない限りは人体に影響がないと言われておりますが、基準値を超える鉛と言われると、なにか猛毒ようにも思えてきます。

また、カドミウムは触ると皮膚が炎症を起こす可能性があったりしますし、なによりもかつての日本に存在した公害病であるイタイイタイ病の原因物質ですし、発がん性物質でもありますから、体にいい訳がありません。

となると、このニュースを見て『偽ブランド品で使われている素材はヤバいのか』と私は理解したのですが、もう一歩先を考えてみると、もっと気を付けるべき点があるような気がしてまいりました。

それはアリエクスプレスで安価に売られている指輪やピアスなどの宝飾品でして、送料無料50円のエンゲージリングや、やたらと豪華そうなピアスなど、アリエクスプレスには安過ぎると思える装飾品が大量に販売されております。

偽ブランド品は、形をそっくりにしつつ、製造コストを下げるために人体に影響のある素材を平気で使用しているのならば、50円の結構指輪にだってどんな素材が使われているのかは分かったものではありません。

アリエクスプレスの装飾品の全てにリスクがあるわけではなく、私の考え方自体が間違っている可能性は大いにあるものの、偽ブランド品の多くが中国で製造されていて、その中の一部から健康リスクのある物質が出ていることを考えると、安価な装飾品は気を付けるに越したことはなさそう、というお話でした。