しばらく見ていなかった中華スマホの中にえらく安く感じるものが存在していた話

今から10年くらい昔の事、スマートフォンが徐々に一般的なアイテムへ移り変わろうとしていた時代に、日本国内で販売されているスマートフォンはなかなかの高額商品でした。

まあ、現在の端末価格の方がより高額商品になっているのですが、当時は黎明期だからか、その金額に到底見合わない端末が数多く存在しており、買った時点で大損が確定してしまうようなひどいものが日本国内にはゴロゴロあったようにも思えます。

その時代、中国国内でもスマートフォンの普及が爆発的に進んでおり、数多くの中国スマホメーカーが誕生して激しい競争原理が発生した結果、それは多くのスマホ端末が発売されました。

数多い端末の中にはすぐに壊れてしまうものや爆発してしまうものなど、負の面が強かったものもあった反面、飛び切り安くて高性能な端末も多く誕生し、そういった玉石混合な端末の総称として『中華スマホ』と呼ばれておりました。

中華スマホの大きな特徴はその安さであり、日本国内の価格の三分の一くらいお値段なのに高性能で使い勝手の良いものが手に入ることもあって、一部の人間たちにはかなりの人気商品で、それはコロナが始まるまでくらいは続いていたように思えます。

しかし時は流れ、コロナ禍の影響で中華スマホの端末価格が上昇したことに加え、中華スマホの中でも上位クラスのメーカーは日本国内で正規販売を行うようになったことも大いに関係し、日本人がアリエクスプレスでスマホ端末を購入する機会は相当に少なくなったような気がします。

私自身もアリエクスプレスでスマホ端末を眺めることすらなくなってかなりが経過しておりますが、先日、アリエクスプレスを眺めていると、いくつかのスマホ端末がおすすめ商品として出てきまして、久しぶりに見た中国製スマートフォンの中にはとんでもなく安いものがあることに気付きました。

まずは、Poco C65というXiaomiのスマートフォンで、お値段が送料無料11,719円で販売されております。

現在の私には、現在の端末がどれだけの能力であるのかをうまくご説明するほどの知識が不足しているため、なにをもって安いのかと問われると非常に困るのですが、スペックを見る限り、少なくとも新品で送料無料1.1万円のスマホのものだとは思えない内容です。

また、5G回線は使用できず、LTE(4G)回線のみしか受信できない端末ですが、地域によっては『5Gってなに?』というくらいしか普及していないため、回線に関してはそう大きな問題にはならないように思えます。

2つ目は、Xiaomi Redmi 12というスマートフォンでして、お値段が送料無料14,528円で販売されております。

この端末も5G回線が使えず、LTEのみが使用できるタイプでスペック的には先程の端末と似たり寄ったりなのですが、見た目にもスペック的にもこのお値段はかなり安いように思えてなりません。

実際に使用していないので良し悪しの判断はできませんが、かつてのアリエクスプレスで見ていた時のようなお安い端末が現在にて存在していることが分かった、中国製スマートフォンのお話でした。