
我が家でのプリンターは、HP Deskjet 3520という、もう10年くらい前にコストコで捨て値で売られていたものです。
安物だからなのか、プリントヘッドにインクホルダーが詰まって綺麗な印刷がすぐにできなくなってしまい、それを解消するためにはインクを使用してクリーニングを行わなければなりません。結果、すぐにインクがなくなってまたインクを買うことになる、メーカーの思うつぼに陥りやすい機種なのです。
ですので、私はアリエクスプレスで買った永久的に使えるチップが搭載された補充式インクカートリッジを使っていたのですが、プリンターで印刷すること自体がなくなって押し入れにしまい込んでました。

ダメ元でHP Deskjet 3520の電源を入れてみましたが、通電はちゃんとできたものの、やはり印刷は全くできませんでした。
この症状は間違いなくプリントヘッドにインクがべったりと固着して詰まっていると考えられ、本来ならばインクを使用してのプリントヘッドをクリーニングを行うところです。しかし、3年間未使用で汚れたままのプリントヘッドならば、プリンター本体からプリントヘッドを外し、お湯で激しく洗浄してみた方が直る可能性がありそうです。
HP Deskjet 3520を分解するにあたり、ネジがトルクス(星形)になっているため、ここに少しハードルがあります。また、上部のトレーと本体を繋ぐプラスチックの部品を外す時に相当な力が必要です。それと、プリントヘッドを繋ぐコネクターがやや外れにくいのですが、プリントヘッド自体は割と簡単に外すことができます。

外れたプリントヘッドをお風呂場へ持って行き、基盤が濡れることは一切気にせずにお湯のシャワーで水圧をかけてどんどんインクを流します。次に、インクが出なくなったら洗面器に熱めのお湯を入れて3時間ほど漬けておきます。その後、プリントヘッドを上下に振りながら、改めてシャワーでしつこくインクを流すと、固着は完璧に取り除けます。
そして、次に重要なのが水気を完璧に取り去ることです。濡れた基盤の方は数時間で乾燥するものの、インクの出入り口には見た目には乾いていても相当な水分が奥底に残っています。エアダスターを使って奥に溜まった水を吹き飛ばすことを3回以上行い、それから最低でも2日間ほど自然乾燥させた方が間違いはないと思います。
完璧に水気が取り除けたら、プリントヘッドを元の位置に戻してインクをセットします。プリンターが起動したあと、『プリントヘッドをクリーニング』を複数回行うと、新品の時のように非常に綺麗なカラー印刷ができるようになりました。

HPのプリンターに限らず、インクジェットのプリンターで印刷がうまくできない時の大半はプリントヘッドにインクが固着しているからです。これを綺麗に取り除けば大抵は復活すると思うのです。
ただし、HPのプリンターのように、分解にはトルクスのドライバーが必要なものがあったりして、容易には分解させない意図が見える機種が多いのも事実です。
まあ、ダメもとで捨ててもいいやと思えるのならば、プリントヘッドをシャワーでお湯洗いすると、完全復活する可能性があるかもしれません。
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