アリエクスプレスの日本のレトロ看板はどうやって製作しているのかが気になる話

海外においての日本食レストランというと、これまでは日本人向けでしかなかったものが最近では日本食を好む外国人が相当に増えていて、次々と日本食レストランが開店しているとのこと。

ただ、日本食とは言い難い食事を平気で提供するお店も少なくないそうですが、そういったお店こそ、雰囲気だけでも日本風に仕立てようと努力しているとも聞き、それを狙ってなのか、アリエクスプレスではお店を日本風にするアイテムが色々売られております。

その中でよく見かけるのが昭和の頃の企業や製品の看板でして、日本人でも感心するほどのレトロな看板ばかりが目に留まります。

おそらくは昭和30年代から40年代にかけての日本各地で見られた看板が、飲食店向けにレトロな雰囲気を醸し出すアイテムとしてアリエクスプレスにて色々と販売されております。

この看板は、日本人も含め、海外のユーザーが購入している痕跡が見られるなかなかの人気商品ですが、気になるのはその出所です。

この年代の看板を私自身が街で目撃したのは90年代が最後だったように思え、日本全国を見回しても現在ではほぼ絶滅しているものばかりであり、レアといえばかなりのレアだと思います。

このレアな看板は勿論レプリカなのですが、レプリカということは原版、もしくは原版になりうる画像が必要となりますが、インターネットでなんでも調べられる世の中とはいえ、ここまで色々な種類で、しかも昭和40年代頃までに遡った看板の画像を集めるのはなかなか大変だと思われます。

ましてや、その検索は日本語圏でなければ到底出てくるようなシロモノではなく、日本人だって相当に面倒な作業になると予想できますが、それをかなり深いところまで丁寧に発掘していることは販売されている看板の種類を見れば良く分かります。

レトロ看板とはいえ、結局は権利的なものを侵害して作っている商品であり、税関に発見されれば没収される類の商品であることに変わりはありません。

しかし、そういった商品であっても、ネットの最深部まで調べ上げて豊富な種類を取り揃えて販売する勤勉さはなかなかであり、感心するレベルです。

そして、そういった商品に現在でも需要があることにもっと驚きがあり、売れるからこそ、今後ももっと種類が増えていきそうにも思え、いたちごっこはこんな商品カテゴリーでも存在している、というお話でした。