アリエクスプレスで注文した商品が届いて開封してみたところ、自らの想像とは全く異なる商品だった、なんてことは購入している中で割と起こる事案だったりします。
日本国内の通販ならば返品や交換を求めることができることもあったりしますが、アリエクスプレスにおいて、購入者が気に入らないから返品して返金を求めることは相当に難しい話になります。
アリエクスプレスの商品が届いたものの、気に入らずに返品して返金を求めるとなると、日本の通販の対応とは大きく異なる結果になり、むしろ、アリエクスプレスにおいて、購入者の都合での返品や返金が無条件で行われることは絶対にないと、初めに認識していた方が良いかもしれません。
アリエクスプレスで自己都合での返品返金は、基本的に購入者が届いた商品を中国まで送り返す必要があって、なおかつ、その際の配送料は購入者の負担であり、中国のお店へ返送した商品が無事届いた時点でようやく返金が行われるのが一般的で、自己都合の返品は、手間と運賃と時間がかなりかかることになります。
ただし、アリエクスプレスが購入者にもう少し有利な判断を行う可能性は残されております。
アリエクスプレスで返品を行う際には、注文ページから返金の作業を行い、返品の理由を選んで10日間ほどの時間が経過した時点で、アリエクスプレスがどのような返品をすれば良いのかを判断してくれます。
大抵の場合、全額返金を求めるのなら中国のお店まで購入者が送料を負担し、荷物が到着し次第、全額返金、あるいは、商品の返品はしなくても良いが返金は半額まで、といった裁定が下りますのでそのどちらかを選びます。
また、商品ページに『無料返品』と表示された商品だったとしても、上の画像の通り、このルールは日本へ発送された荷物に関しては適用外なので無料で返送することはできません。
仮に商品自体が不良品ならば、商品を返品しなくても全額返金になる可能性は残されておりますが、その場合には届いた時点から商品が不良だったことを示す客観的な映像や画像を証拠として提出した上でアリエクスプレスの判断を仰ぎます。
ただし、たとえ不良品が届いたとしても、絶対に購入者に有利な裁定が下るとは言えず、時には不良品と認めてもらえないこともなくはありません。
アリエクスプレスでの返金、並びに返品は、日本の通販のように客側の言いなりで事が運ばれることはなく、購入者が返金を要求し、アリエクスプレスが審議して裁定を下すシステムですので、時には不利な裁定が下ることも考えられますので、アリエクスプレスでの自己都合での返品や返金はなかなか難しい、というお話でした。