円安をもろに実感したのはアリエクスプレスではなくコストコのレイニアチェリーだった話

円安、円安と叫ばれている現在の日本ですが、為替相場が明らかな円安に傾いたのはコロナ真っただ中の2021年前半で、2022年からは明確に円安の方向へ進むようになりました。

そして、2023年も円安であり、今年2024年は1ドル=160円になる場面も見られ、円安による物価高などのネガティブなニュースを頻繁に目にするようになりました。

確かに、ありとあらゆるモノが値上がりしており、それは円安も大きな要因の一つであろうことは理解できますが、最も円安の影響を受けるであろうアリエクスプレスはというと、そこまで値上がりしている実感が個人的にはあまりありません。

2021年前半の米ドル円の為替相場1ドル=102円ほどであり、現在はそれから35%くらい円安が進んだことになりますが、以前のアリエクスプレスから価格が35%くらい値上がりしたのかというとそうでもなく、アリエクスプレスが日々行うイベントのおかげでむしろお安く買える機会の方が増えている印象すらあります。

ただし、お安く買える商品は限られているのは販売総数のごく一部であることは確かで、基本的には35%くらいは以前よりも日本人だけは高くなっているのだと思われますが、モノによっては以前よりも安く買える機会が多いので、円安を実感できていない部分も個人的にはあります。

しかし、円安がやけに進んだことをモロに実感できたことがありまして、それはコストコで販売されているレイニアチェリーのお値段です。

レイニアチェリーとは、アメリカで生産されているさくらんぼでして、特にワシントン州産のレイニアチェリーはとても美味しく、毎年6月の後半くらいになるとコストコに並ぶレイニアチェリーを私は必ず購入しております。

本日コストコへ買い物へ行くと、遺体安置所のように極寒の野菜の冷蔵庫の中でワシントン州産のレイニアチェリーを発見しまして、すかさず購入しようとしましたが、900g入りで税込2980円というお値段を見てたじろいでしまいました。

コストコで売られているレイニアチェリーという果物の存在を知ったのはもう10年以上前の話ですが、その当時の価格は900gで1380円で買えたことがあって、それから数年後には同じグラム数で900円台で購入できたこともありました。

それから時は流れ、アメリカは相当なインフレになり、ドル円の為替が円安に傾いた現在、レイニアチェリーのお値段は税込2980円にまで上昇しており、以前とは大きく異なる世の中になったことをここで実感しました。

お値段を見てたじろいだ私ではありますが、ワシントン州産のレイニアチェリーでハズレたことは一度もないので過去のお値段は忘れて購入してみると、やっぱり美味しくて食後には2980円でもお得だったとちょっぴりですが思えるようになりました。

となると、以前の税込980円で買えていたのは何だったんだということになるのですが、円安、及びインフレで世界が変わったことが実感できたコストコのレイニアチェリーのお話でした。