アリエクスプレスの印刷の価格を見ると以前よりもだいぶ安くなっている話

中国国内の経済状態が悪化している、なんてニュースを2週間に1回くらいのペースで見掛けるのですが、その実態が本当なのか嘘なのかを日本国内で確実に知ることなんて絶対に不可能です。

ただし、アリエクスプレスで販売されている商品の価格を眺めていることで、その実態がおぼろげながらも多少は知ることができるような気もします。

需要が大きければ商品の価格は上昇し、需要が少なければ商品の価格が下落するのが世の常ですので、経済状態が悪化していると購買意欲が低下し、結果、商品が売れずに商品の価格は値下がりすることにもなり、この図式はサービスの価格も同様の動きとなります。

そんなことを踏まえまして、先日、アリエクスプレスを眺めていると、以前ではあり得ない金額で販売されている、とあるサービスがございまして、それは印刷です。

アリエクスプレスは色々な商品を販売しておりますが、商品だけでなく、ポスターや名刺を印刷するといったサービスがございまして、どれもこれも世界中から結構な注文数が入っております。

ただし、日本語特有の縦書きの問題や、日本語のフォントがかなりのネックになるからか、日本人が利用している痕跡は今も昔もほとんどなく、どうでも良い話といえばどうでも良いのですが、このアリエクスプレスでの印刷のお値段が現在えらく安くなっているです。

例えば、名刺を100枚単位で印刷して貰おうとすると、デザイン料も送料も込みで1400円でアリエクスプレスでは請け負っていることが非常に多くなっております。

以前にこういった印刷をお願いする場合、紙は重量物でもあるのでそこそこの送料を取られるのが基本でしたし、折れ曲がるとクレームになるために梱包材を大量に使用する関係上、その分をかなり上乗せされていましたし、デザイン料も別途加算されるのも当たり前で、全てひっくるめて1400円なんてお値段では絶対にありませんでした。

しかし、印刷業というのは景気にかなり左右される仕事であり、不景気になると真っ先に削られるものの代表格だったりしますし、そもそもデジタル化の波が相当に押し寄せている昨今ですので、あちらの国の印刷屋さんはかなり苦しいのかもしれません。

もしかすると、今現在ならば日本語のフォントの件も改善されているのかもしれませんが、あまり日本人には必要のないアリエクスプレスのサービスがえらく安くなっていた、というお話でした。