アリエクスプレスを見ているとアメリカ大統領選挙の風向きが再び変わってきたような気がする話

あと数ヶ月でアメリカ大統領選挙が行われますが、この選挙はアリエクスプレスにも大いに関係しており、それは商品の売れ行きでどの候補者が人気なのかをおぼろげながら知ることができたりするからです。

アメリカ人は大統領選挙を4年に1度の大イベントだと考える人々が多く、二大政党制で、半か丁か、あるいは表か裏かの分かりやすい勝負だからこそ、アツくなる人々がそれぞれの候補者のグッズを購入して応援する文化があるそうです。

そんな応援グッズを入手するのがアリエクスプレスなどの中国通販だそうで、だからこそ、売れ行きでその勝敗が予想できるのです。

日本人が大統領選挙の行方を気にしたところで直接的には何のメリットもデメリットもなく、予想をしたところで馬券や舟券のようなものが買えてお金が増えるわけでもありませんが、予想したことが現実になるのはちょっぴりの嬉しさがあるのも確かです。

そんなことで、私はアリエクスプレスで定期的に大統領選挙のグッズを眺めているのですが、ここ数カ月で色々なことが起こっていて良く分からない状況になっております。

銃撃事件が発生して奇跡的に命を取り留めた一件にて、大統領選挙の行方はほぼ決したかに思え、アリエクスプレスでもグッズの売れ行きが急激に偏りました。

その事件が発生してからの数日で数千件の注文が入った商品があり、そこまでの急激な伸びは見たことがありませんでしたので、アリエクスプレスでの購入履歴からの予想ではどちらが勝利するのかはほぼ見えておりました。

しかし、現大統領が出馬しないことが発表された頃からのアリエクスプレスでのグッズの売れ行きが相当に変わってきました。

あの事件の画像が使われたグッズがアリエクスプレスには腐るほど販売されておりますが、それらのグッズの売れ行きが芳しくありません。というか、全く売れていないのです。

銃撃事件直後は色々な商品に数千単位の注文が入っておりましたが、現在では多くても数十件程度ですので、明らかに売れなくなっております。

特にあの事件のグッズは日々新しいものが続々と出現しており、アリエクスプレスのお店は売る気満々なようですが、お店の経営が心配になってくるほど注文は入っておらず、現状では売れていない光景があります。

となると、大統領選挙の行方は二つだけの選択肢なのに以前よりも不透明で、蚊帳の外から見ていても相当に興味深いことになっている、というお話でした。