降雪時にエアコンが動かなくなって壊れたと思ったらまずは室外機の状態を必ず見るべきな話

関東地方の太平洋側で雪が降ることは滅多になく、滅多にないからこそ、雪が降ってしまうと大変な事態になってしまいます。

たったの数センチの降雪であっても、公共交通機関は乱れに乱れ、歩行者の転倒事故が激増し、そもそもスタッドレスタイヤの必要性がないために、その着用率の低さから車を取り巻く道路環境は大混乱を極めます。

昨夜は久しぶりにまとまった雪が関東地方で降りまして、ここ数年間は私が住む東京都の山沿い地域でも目立った積雪がなかったのですが、30cmくらいの雪が見る見るうちに積もってしまいました。

明日の雪かきが面倒だなと思いつつも、家にいる分には雪の影響はないので窓から降り続く雪を眺めていると私の知り合いから電話があって、『エアコンが突然動かなくなったからなんとかして』と、エアコン修理業でもメーカーのサービスマンでもない私に対して無茶なことを言いました。

「エアコンが動かなければ布団に入って早く寝ればいいじゃない」と、私は最大限の優しい言葉を投げかけてやったのですが、知り合いは即座に『3分前までちゃんと動いていたんだから、すぐに直るかもしれないでしょ。とにかくすぐに見に来てよ』と怒鳴り声を上げ、電話を切ってしまいました。

この時、夜の10時であり、外は30cmの積雪。ましてや、数年間全く雪が積もらず、今年は暖冬だということで私の車にはスタッドレスタイヤを装着せずにいましたから、知り合い宅へ向かうには雪と寒風が吹きすさぶ中を徒歩で向かわなければならず、そもそもド素人が何とかなるようなエアコンの故障なのかは一切不明です。

お風呂も入って後は寝るだけとボケっと雪を眺めていたことから一変し、防寒対策を施し、押し入れに放り込んである長靴を取り出して、穏やかに晴れている日中でも行きたくもない知り合い宅へ徒歩で行かなければならなくなりました。

雪が降る→寒い→エアコンから異音→エアコンが止まるということならば、室外機が霜取りを行うために良く起こる症状でありますが、霜取り運転はこの地域で暮らしていれば冷え込むがきつい時に頻繁に起こるため、なんの考えも持ち合わせていない私の知り合いといえども、さすがに知っていると思われます。

ましてや、霜取りは室内の暖かい空気を室外機に送り込み、逆に室内機には外の冷たい空気を送り込むようになる、いわば暖房がクーラーへ勝手に切り替わる作業ですから、知り合いが言っていた突然動かなくなったとの症状とは違うような気がします。

そもそも修理するスキルがない私ができることは、使っていない小さな電気ストーブを渡してエアコンの替わりに使ってもらうくらいしかできないので、電気ストーブを背負いながら知り合い宅を目指し雪道を歩き続けました。

いつもの3倍くらいの時間をかけてようやく知り合い宅へ到着すると、呼び鈴を押す前の室外機が見えた瞬間にエアコンがなぜ動いていないのかが分かりました。

なぜなら、室外機の天板だけでなく、吹き込んだ雪が全体的に積もって室外機が雪で半分くらい埋まっている状態でしたので、エアコンの特性上、外気を吸い込めなくなって運転が勝手に停止したと思われます。

室外機に降り積もった雪を綺麗に取り除いた後、室内機のリモコンをONにすると問題なく作動しましたので、知り合い宅のエアコンの故障は、なんのことはない、室外機に雪が積もり過ぎていただけでした。

すぐに解決できたのは良いものの、背負った電気ストーブは要らなくなり、また寒さが身に染みる雪道を歩いて帰らねばならず、こんな簡単なことならば、電話が来た時点で「室外機に雪が積もっているのでは?」となぜ言わなかったのかと後悔が募ります。

もしも、降雪時に突然エアコンがうんともすんとも言わなくなったら、室外機が雪まみれになっていないのかをまずはチェックすることが非常に重要、というお話でした。