今からもう5年くらい前の話ですし、メール主が特定されるものではないので書いてしまうのですが、私が以前行っていたブログに届いたアリエクスプレスでのお悩みメールはなかなかお答えしづらいものでした。
そのお悩みとは、アリエクスプレスから届く荷物に貼られたラベルに記載される商品名を別のものにできないのか?というものです。
スマホケースを注文すれば荷物の宛名ラベルの商品名は『phone case』と記載され、充電ケーブルならば『smartphone cable』と記載されるのはごくごく当たり前の話です。
それをなにゆえに異なる商品名にしたいのかが私にはよく分からなかったので、どういった理由なのかを純粋に尋ねてみたところ、聞かない方が良かったのかも、と思える答えが返ってまいりました。
メール主はどうやら女性の方で、アリエクスプレスにて大人のおもちゃ的な商品を購入したそうですが、当時は現在のように置き配なんてものはなく、アリエクスプレスからの荷物はほぼ郵便配達で届き、千円以上の商品を購入すると受領印が必要な配送方法が必ず使われておりました。
郵便配達の方はラベルに記載された住所を見て配達する訳ですが、この荷物の中身がなんなのかは当然ラベルに記載されており、その時は『Woman Vibrator』と書かれていたらしく、郵便配達の方にいやらしい目で見られてとても恥ずかしい思いをしたとのこと。
ついては、今後の事もあるので商品を注文した際にラベルの商品名をどうにか変えることができないのか?というのが質問の内容でした。
海外から届く荷物だからこそ、ラベルが中身と異なる内容ならば税関で怪しい荷物だと開封され、現状では郵便配達員の一人だけだったものが、多くの税関職員たちによって、しかも現物の状態でしげしげと見られてしまう方が辱めがよりアップするような気が個人的にはしますが、メールでの問い合わせといえども、悩まれている方に『今よりもっと辱めを受けますね』とは返信できません。
仮にお店へ商品名を別にしてくれと依頼しておそらくは通じないでしょうし、そういった商品であることを偽装するためならば、アリエクスプレスで買わない方が良いのでは?と返信してお茶を濁した記憶がございます。
アリエクスプレスにはそういった商品が山のように売られており、それらが相当な需要があることはフィードバックの数から推測できる購入履歴を見ればよく分かりますし、そもそも購入を禁じられている商品では一切ありませんし、購入するしないについては個々の自由です。
しかし、購入するとその商品名がそのままで記載されてしまうのも、そのラベルを配達員に見られてしまうのもどうしようもないことであり、購入者がどうこうできることでもありませんから、そういった商品を購入する場合には、いつもと違うリスクがあることを知っておいた方が良いのかも、というお話でした。