
アリエクスプレスで商品を探す際には検索が欠かせず、キーワードを入力して検索すれば欲しい商品がたちどころに出現します。
しかし、かつての検索機能は、日本語での入力ができなくはないものの、まるで明後日の方向の商品しか出現しないのが当たり前でした。
例えば、『イヤホン』と検索すると、あなたは18歳以上ですか?となぜか問われた後にアダルトグッズが大量に出てきてしまい、しっかり検索するのなら基本的に英単語が必須で、その英単語でもなかなか思うような商品が出現しないことも多々ありました。

しかし、5年ほど前くらいからは日本語の検索でも正しい商品が出現するようになりまして、日本のECサイトと同じように検索ができるようになりました。
ただし、それはアダプター、電球、男性ジャケットなど、商品の単語を正しく入力した時のみであり、抽象的なキーワードで検索すると、かつてのような塩梅になってしまうのは今でも変わっておりません。

アリエクスプレスには紛い物が多いから正規品だけを抽出したいと考えることは何も間違っておらず、実際に検索窓に『正規品』と入力して検索する方はいらっしゃると思われます。
しかし、正規品として導かれた商品は、塗ったら翌日から髪が生えてくる育毛剤や、塗るだけで肌の色が真っ白になるクリームといった、いかがわしい商品ばかりが出現しまして、正規品とは真逆のものしか出現しません。

同様に、本物の商品が欲しいと『本物』とのキーワードで検索してみると、出現するのはどれもこれも偽物のジュエリーしか出てこず、こちらも真逆の結果しか出てきません。
AIの進歩により、自動翻訳の性能が格段に進化した昨今ですが、日本語への対応はどのAIでも遅れ気味であるとも言われております。
アリエクスプレスの検索でも日本語検索はまだ難しい場面があって、そのものズバリの単語は平気でも、抽象的になるとかつてのような性能になってしまう、というお話でした。
