荷物が届いていないのに追跡情報は配達完了になってしまった偽番号の対処法の話

アリエクスプレスで購入した商品は何らかの配送方法で出荷され、その際には追跡番号が通知され、日本のユーザー宅へ届くまでの間、追跡情報がどんどん更新されます。

しかし、追跡情報は配送完了となっているにも関わらず、実際には荷物が届いていないことがごくごくたまに起こり、今回はそんな場合の対処法のお話です。

追跡情報は配達済みなのに荷物は届いていない事象の原因はただ一つ、お店が商品を発送せずに追跡番号だけを購入者に通知し、その追跡番号は自分とは異なる日本人ユーザー宅へ届く荷物のものを使用することにあり、これを偽番号(Fake number)と言います。

以前のアリエクスプレスでは偽番号がしょっちゅう起こる事案でしたが、偽番号を行うと重めのペナルティを科せられるようになってからはそう起こるものではないものの、今でもごくごくたまに起こり得ます。

偽番号の具体的な手口としては、東京在住の私へ届く荷物は、中国→日本→東京といった塩梅で追跡情報が更新されますが、お店が私への荷物を発送せず、同時期にちょうど北海道在住の日本人ユーザーへ発送した荷物の追跡番号を私に伝えます。

となると、東京在住の私と北海道在住のユーザーが同一の追跡情報を見ることになりますが、実際に発送されている荷物は北海道へ向かい、その後到着すると追跡情報は配達完了となり、北海道のユーザーは荷物が届くので何の問題もありませんが、東京の私は配達が完了したのに荷物が届いていない状況となります。

この偽番号が厄介なのは、追跡番号が配達完了となると自動的に購入者保護の期間が大幅に短縮され、仮にこのことに気付かずに2週間ほどが過ぎてしまうと返金を求めることができなくなってしまうことで、これは販売店が意図的に行っております。

もしも偽番号が起きたらどうするのか?というのは意外と簡単でして、アリエクスプレスへ返金を求め、荷物が届いていないのに配達が完了していることを証拠として提示すれば、商品代金は全額返ってきます。

スマホアプリでもPCサイトでも、該当する商品の注文ページから返金を行い、荷物が届いてない→全額返金を選択します。

そして、届いていない証拠としては、アリエクスプレスが運営する追跡番号検索サイト・CAINIAOで検索した際に出現する市町村の部分をスクリーンショットにして提示すればOKです。

先程の例で言いますと、私は東京都在住なのに荷物は北海道に到着した旨が必ず表示されますので、その部分と追跡番号がちゃんと映っていれば、すぐに返金が行われます。

偽番号は追跡番号をこまめにチェックしていれば不利になることだけは確実になくなり、仮にやられたとしても追跡番号が強力な証拠となる、というお話でした。