アリエクスプレスでLANケーブルを買う時に安物は絶対に避けた方が良い話

かつて、パソコンをインターネットに接続する際にはLANケーブルが必須アイテムでしたが、現在ではWi-Fiでの接続が主流になっており、それを裏付けるように、ノートパソコンにLANケーブルを差し込むポートがそもそも存在しないことが当たり前となっております。

しかし、LANケーブル自体が全く必要ないとは言えず、オンラインゲームを行う際にはWi-Fiよりも有線にした方が安定することがありますし、Wi-Fiの環境であってもモデムからルーターまではLANケーブルで繋げる必要があります。

以前よりも需要自体は少なくなったものの、必要とする場面がゼロかというとそうでもないLANケーブルなのですが、もしもアリエクスプレスでLANケーブルを買うのなら、安物は絶対に避けた方が良い、というのが今回のお話です。

上の画像のような、インターネット創世記の時代から販売されているかのようなLANケーブルがアリエクスプレスでは1m100円くらいで販売されております。

この100円というお値段はかなり値上がりした方で、数年前までならば送料無料50円くらいでも買えることができたシロモノです。

商品の質は一般的にお値段によって比例するもので、この図式を当てはめるとそんなLANケーブルが良い商品なわけが絶対になく、購入しようと思われる方は少ないと思われますが、確かにこの手のLANケーブルは災いしか起こりません。

アリエクスプレスで私が買った安物のLANケーブルは、総じて通信が切れやすく、それを感知したルーターが再起動を繰り返す事象を引き起こして数分間は強制的に繋がらなくなります。

かといって、その症状が日常的に出るかというとそうでもなく、快適に使えていたのに通信が突然途絶え、なにが起きたのかと思っているとルーターが再起動している、なんてことが日に3回くらい起こります。

そんな事象が発生したとしても、初めはLANケーブルに問題があるとはなかなか思えず、基本的にインターネットはほぼ繋がっているため、設備の問題なのか、はたまたルーターの問題なのかと頭を悩ませたりする事態を引き起こします。

そしてLANケーブルをちゃんとしたものに交換するとそんな症状は一切出なくなり、ルーターが再起動を繰り返すことなど一度も起こらなくなりますので、どこに原因があるのかは明白です。

また、LANケーブルにはカテゴリで分類されますが、アリエクスプレスの安物には偽装されたものがかなりあって、例えば、カテゴリ7と商品ページには表記されているものの、実際には、日本ではもう入手することすら困難なカテゴリ5が平気で届くことがあったりします。

もしもアリエクスプレスでLANケーブルを購入するのなら、UgreenVentionなどの比較的信頼性が高めのメーカー製LANケーブルを選ぶと間違いないですし、そもそも、日本国内で名が知れているメーカー品を日本で購入すればそういったことにはなりませんので、アリエクスプレスで安物のLANケーブル、特に100円台200円台の商品は買わない方が絶対に良い、というお話でした。