夏場は熱中症のリスクがあるアリエクスプレスのCOB LEDライトの話

アリエクスプレスには様々なLEDに関する商品が幅広く売られており、かなりお安いものが多数ございます。

LEDライトの良し悪しは当然存在するものの、お値段で許せるものは結構ありますし、時には破格に安いと感じるものに巡り合うことだってあります。

しかし、中には品質云々の問題ではなく、気候的な事柄で非常に使い辛く、健康を害してしまう可能性のあるLEDライトも存在します。

LEDにはCOB(チップオンボード)という、シート状のアルミの上に直接チップを貼り付けていることで廃熱性に優れ、高輝度を実現する方式があって、上の画像のような黄色い面の全体が光るものがCOBのLEDです。

一つずつのチップが一斉に点灯する方式のSMDに比べるとかなりの光度があるので、COBタイプのトーチライトやヘッドライトは暗闇でかなり使い勝手が良かったりします。

しかし、廃熱が優れているCOBだからこその問題というか、真夏には困ることもあって、それはCOBの廃熱が結構な熱さになることです。

例えば、暗い場所で両手を使いながら作業をしたい時には上の画像のようなヘッドライトが非常に便利なのですが、こういったヘッドライトを真夏に装着していると、数分の内にCOBの裏側辺りに相当の熱を感じるようになり、しばらくすると使い捨てカイロを前頭部に貼り付けていかのような感覚になります。

また、COBのトーチライトを片手に作業をしていると、その大きさにもよりますが手に小型の暖房器具を持っているほどの熱を感じたりします。

真夏以外ではCOBのLEDの熱を感じることはほとんどないのですが、エアコンが効いてない真夏の閉め切った空間や屋外で使用すると、LEDライトを使ったがために熱中症になってしまう恐れが十分にあります。

アリエクスプレスではCOBのLEDライトがかなりお安く販売されておりますが、この猛暑で使用する際には廃熱に十分な注意が必要、というお話でした。