世界から見た日本の印象の一つに必ず上がるのがアニメの充実だそうで、映画といえばハリウッドと日本人が連想するのと同様に、アニメならば日本に限るとの連想が外国人からすると働くようです。
確かに、この10年くらいの間にアニメ好きの外国人が日本へやってくる事例を報じられることが相当増えたような気がしますので、日本=アニメとの認識はあながち間違っておりません。
そういった認識があるからこそ、アリエクスプレスには日本のアニメのキャラクターグッズが相当数販売されており、その大半は権利的なものを一切無視して勝手に製造しているものだったりします。
そして、アリエクスプレスのお店の中には、他店と差別化を図るため、おそらく日本人ならば手を出さない領域のアニメキャラクターのグッズを勝手に製造し販売する者が出てきており、それはあの警察のキャラクターにまで広がりを見せております。
あの警察のキャラクターは東京都限定で活躍しているものの、その知名度は全国規模だと思われますが、日本人ならばこのキャラクターを勝手に使用して商売をしたらすぐに手痛い目に遭うであろうことは割と簡単に発想でき、それはやはり権力という部分が多分関係していることを何となく理解しているからだと思います。
しかし、アリエクスプレスはその権力が及ばないからなのか、はたまた、あの警察のキャラクターは日本のアニメのほんの一部に過ぎないと思っているからなのか、Tシャツや帽子を中心に色々なグッズが勝手に製造販売されております。
ただし、警察のキャラクターという体裁は崩していないものが多く、書かれている文字も『交番まで来い』といった塩梅に善の方向性は変えていなかったり、
デフォルメしていたとしても、目から出るビームで敵をやっつける程度ですので、極端な歪曲は行っていないのが特徴です。
ちなみに、この警察のキャラクターは日本にてちゃんと商標登録されており、過去には商標権の侵害で逮捕者も出ておりますから、わざわざ購入される方はいらっしゃらないと思われますが、もしもアリエクスプレスで購入すると、当然、税関で没収される案件となります。
アリエクスプレスには数多くのアニメグッズが勝手に販売されておりますが、それが一般的だとは思えないレベルのキャラクターにまで範囲が広がっている、というお話でした。