アニサキス対策で365nmのブラックライトを買ったものの全然見つけられない話

冒頭から自分語りで恐縮ですが、私はアジ(鯵)という魚のお刺身が大好物でして、特に梅雨明け前の時期のアジは非常に美味しく、安価なことも相まってしょっちゅう頂いております。

ただし、アジのお刺身は気を付けなければならないことがありまして、それはアニサキスという寄生虫の存在です。

アニサキスはアジやイワシ、サンマなどの青魚に寄生していることが多く、アニサキスが生きたまま体内へ入ってしまうと、胃壁が傷ついて激痛を伴うなどの食中毒症状が出ることがあります。

ただし、焼き魚にして十分に加熱したり、刺身でいただくにしても事前に冷凍加工が行われていればアニサキスは死滅するので全くの無害ですし、仮にアニサキスが寄生している魚であっても、獲れたてならば内蔵の中にいるため、内臓を処理してしまえば食中毒になることはありません。

しかし、スーパーで買ってくるアジがいつ獲れたのかなんてよく分かりませんし、内臓を取り除くタイミングによっては身の方へアニサキスが移動してしまい、それをお刺身で頂くと発症してしまうことだってあります。

発症するしないは運が関係するような気がしないでもないのですが、アニサキスは寄生虫ですので、目視して存在を確かめるのも方法のひとつであり、ブラックライトを使うと見つけられることがあります。

ブラックライトとは紫外線を放射するライトで、青魚に365nmという波長のライトを照射して、こよりのような物体が見えた場合にはそれがアニサキスです。

アリエクスプレスには色々な波長のブラックライトが販売されておりますが、365nmという波長は少ないものの、最安値では400円くらいで販売されておりますのでアニサキス対策で購入してみると、アニサキスを全く発見することができません。

今日もアジのお刺身をスーパーで買って、食す前にブラックライトを照射してみましたが、それらしいものは今日もおりませんでした。

まあ、もしもこのお刺身にアニサキスがいたとすると、販売したスーパーは営業停止になってしまうのですから、アニサキスが刺身に潜んでいることは日本においてはちょっとやそっとではないのかもしれません。

それとアニサキスに関して、はたらく細胞というアニメの受け売りではありますが、白血球の一部である好酸球がアニサキスをやっつけてくれるそうなので、もしお刺身にくっ付いていたとしても、そこまで気にすることは無いような気がするものの、数ある激痛のエピソードを見てしまうと気を付けた方が良いに決まってます。

私自身は未だにアニサキスを発見したことがありませんが、もしもアニサキス対策を行うのなら、アリエクスプレスで波長が365nmのブラックライトがお安く売られている、というお話でした。