
アリエクスプレスは安くて送料無料であることが最大の特徴ですが、その安さは中国国内で製造した商品に限られます。
製造コストと運送コストが安いからこそ、商品価格の安さに繋がるわけです。仮に日本製の商品が安く売られていたら、それはなにかを偽って販売していると考えられます。

もしもアリエクスプレスで日本製の商品が売られていたとします。その場合、日本から中国へ商品が輸送されているわけですから、日本国内で買える値段よりも、運賃コスト分は確実に高くなります。さらに、その商品を日本人が買ったら、中国から日本までの運賃がさらに上乗せされるのです。
ですから、日本では100円、200円で販売されている商品であっても、運賃コストが1000円近く上乗せされても、何ら不思議ではありません。
しかし、アリエクスプレスでは、日本製だとアピールする商品が少なくありません。しかも、お値段は運賃コストの話をつらつらと書いた私がバカに見えるほどの安さで販売されています。

例えば、上の画像は冷却スプレーのようですが、画像には安心の日本製と目立つように記載されています。また、商品には日本語が書かれているので、日本の商品に見えなくもありません。しかも、お値段が500円ちょっととお安く、日本製だからなのか、もう700件ほどの注文が入る大人気商品となっています。
商品をよく見るとメーカー名が書かれていて、このメーカーは確かに存在していました。しかし、日本に数多く存在するECサイトで、これと同じ商品を販売しているのは、アマゾンのマーケットプレイスが2軒、しかも、出品者は中国在住者でした。
もうこの時点でなにかが怪しいのですが、アリエクスプレスで販売されているこの商品の説明には涙ぐましい努力が見られるのです。

例えば、バーコードが45から始まるから、日本の製品であるとアピールしています。確かに、45もしくは49から始まるバーコードは日本の国番号ですから、45ならば日本の製品であることは否定できません。
しかし、45だからといって製造国が日本なのかは分かりませんし、なによりも、高級ブランド品のコピー品を作るよりも、バーコードの偽造の方がはるかに簡単そうです。

また、この商品ページには日本語が表記された画像がふんだんに使われているのですが、悲しいかな、漢字を見るとそれが一目でバレてしまうのです。

特に私が大好きなのが、上の画像のような、日本では滅多に見ない旧字体が盛んに使われていることです。旧字体表記が間違っているわけではありませんが、商品説明で使われていると、違和感の質が急上昇し、怪しさが輪をかけて怪しくなるのが大好きです。
日本製であることを精一杯アピールし、たった500円のものを売る。これがまともな商売であるのなら尊敬に値しますが、中国製の冷却スプレーを日本製だと必死に偽って売る行為は、なんだか微笑ましくもなってきます。
今回の話に近いものが下に二つあります
