アリエクスプレスの最低価格保証サービスについての話

アリエクスプレスのPCサイトには存在せず、スマホアプリのみで行われているとあるサービスがございまして、それが『最低価格保証』です。

スマホアプリを立ち上げて上にスクロールすると、すぐに『Big Save コスパ最強』というバナーが出現し、そこをタップすると、

上の画像のセールページに進みますが、こちらで販売されている商品で、なおかつ、『最低価格保証』と表示されているものに限り、その名の通りに最低価格を保証してくれるものです。

では、アリエクスプレスの最低価格保証とはいったい何なのかと言いますと、アリエクスプレスで購入した商品が、他のECサイトにてより安く販売されていた場合、購入から7日間以内に申請すれば、他のECサイトとの差額をクーポンにて進呈する、というものです。

日本国内の家電量販店で『他社よりもお値段が高い場合にはご相談ください』なんてことが書かれておりますが、アリエクスプレスでもこういったサービスを行うようになったようです。

ただし、この最低価格保証にはいくつかの条件がございます。

1つ目は、競合するECサイトは、アマゾン・楽天市場・Temuと、Aliexpressの他のお店で安く販売している場合に限られます。

2つ目は、アリエクスプレスで『最低価格保証』と表示された商品を購入した日付から7日間以内に申請しないと却下されます。

3つ目は、申請する際には競合他社で販売されている同一、同色、同型番などが明瞭に分かるスクリーンショットの添付が欠かせません。

大まかではありますが、以上の3点が基本的な返金のルールとなりまして、例えば、アリエクスプレスの『最低価格保証』と表示された商品を購入した直後、同一商品がアマゾンにて安く売られていたら、その商品のスクリーンショットを申請することで差額がクーポンで返金されるというものです。

この返金システムを私はまだ使ったことがないので何とも言えないのですが、懸念する材料もございます。

長々と書かれている最低価格保証の約款のようなものを読んでいると、同一商品の定義として 『寸法、ブランド、名称、原産地、モデル(例:色、数量、スト レージ容量、風味、香りの種類、包装、スタイル、素材、サイ ズ、仕様など)は同一でなければならず、商品は購入可能であるか、または10個以上の数量で販売された(月間販売またはレビュー)ものでなければなりません』とあります。

この部分で重要なのは、比較対象となる同一商品が月間10個以上の販売実績か、10個以上のレビューがついていないと却下になるということで、ECサイトのお店にはやたらと安いお値段を付けているお店が存在するため、差額が簡単にゲットできると思いきや、全く売れていないために却下になることが結構ありそうです。

そもそも、スマホアプリ内の『Big Save コスパ最強』で販売されている商品のみ適用されるサービスですので、もしかするとあまり関係のない保証のような気もしますが、もしもお買い物の際に他のECサイトの方が安かった場合にはアリエクスプレスがクーポンにて保証するサービスが登場した、というお話でした。