
商品価格はその需要で決まるものですから、売れるものは高くなり、売れないものは安くなっていきますが、売れない、あるいは売れなくなった商品には理由が必ずあります。
その理由の中で最も多いのは、人気が無くて人々に支持されないことだと思いますが、かつては人気だったものの、古くなってしまったがために需要が無くなることも多々あります。
そんな理由がぴったり当てはまる商品が、アリエクスプレスでは破格とも言えるお値段で販売されており、それはPC用の増設メモリです。

PC用のメモリには色々な規格があって、どんなパソコンにでも使えるメモリは存在せず、使われているCPUにあったものを選ぶ必要がありますが、時代と共に新たなCPUが登場するために、メモリの規格もどんどん変わっていきます。
ですので、時間が経過するごとに古いタイプのメモリの需要は少なくなっていくわけですが、そんなことは製造する段階で分かっているため、生産を調整して価格の下落を起こさないようにするのが一般的です。
しかし、アリエクスプレスで販売されているDDR3というメモリだけが、現在大きく値崩れをしているのです。

中国メモリメーカーのTECMIYO製は8GBで1枚たったの600円で販売されております。

また、デスクトップ版も同様の安さで、8GBは680円というお値段で販売されております。

一見するとCrucialに見えてしまうTECMIYOのメモリは、なんとなくパチモノ臭がしてしまうものの、実際はというとちゃんと使えるメモリでして、アリエクスプレスで販売されているメモリメーカーの中では上位クラスと言っていい信頼性がございます。
ただし、古めのパソコンに搭載されたCPUでないと使うことができないため、誰もが買える商品ではないのですが、もしも該当するパソコンをお持ちでしたら、破格なお値段でメモリを増設することができる、というお話でした。