アリエクスプレスでおもちゃと表記されていても日本では逮捕案件なモデルガンの話

インターネットニュースを眺めていたところ、中国のインターネット通販サイトにて販売されている『おもちゃの拳銃』が、実銃と同様の機能を持っているとして、警察庁が購入しないようにと呼び掛けている、と報じられておりました。

警察庁によると、おもちゃの拳銃として販売されている商品に金属製の弾丸を込めると、実際の銃同様に発砲が可能なことを確認したとのこと。

となると、日本の法律上、こういったおもちゃの銃でも銃刀法違反となり、所持しているだけでも逮捕案件となってしまい、もう既に30件ほどの検挙が行われ、1100丁以上を回収したと書かれておりました。

上記画像は日テレNEWSより引用

こちらの日テレNEWSのニュースサイトでは、中国のインターネット通販サイトにて販売されている問題のおもちゃの拳銃・全16種類が掲載されておりまして、その画像を見てみると、アリエクスプレスで私も見たことがあるものがいくつかありました。

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実際にアリエクスプレスで売られているのかを確かめるには画像検索が最も有効だと思うので、特徴的な黄緑色と紫色のぱっと見では水鉄砲のようなものを検索してみると、上の画像のように今でも販売されておりました。

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また、全体が唯一の金色のものも検索してみたところ、こちらもごく普通に販売されており、そしてそのどちらの商品もおもちゃの銃であることが、商品名にも商品説明にもしっかり掲載されておりました。

そしてこの商品の大きな問題点に今後なりそうなのが、警察庁が示した16種類のおもちゃとして販売されている銃のフィードバックを見てみると、上の画像のようにおそらく日本人であろうユーザーが購入している痕跡が意外と多く見られるのです。

まあ、購入しているユーザーの誰もがおもちゃと信じて疑わずに購入しているのでしょうが、警察庁がアウトだと認定している以上、パチモノなどの対応とは一線を画す、逮捕まであり得る真っ黒な商品になってしまいました。

ですので、これらの商品をアリエクスプレスで購入するのは興味本位でも絶対にやめた方が良く、モノがモノなだけに、本当にしょっ引かれてしまう可能性が非常に高いので要注意、というお話でした。