アリエクスプレスでは日本人が意外に思う商品が海外ではちゃんとした理由で売れている話

アリエクスプレスの日本のアニメに関する商品は、日本だけの需要ではなく、世界中の人々からの需要があるからこそ、色々なアイテムが多数販売されております。

ただし、そういった商品の中にはどこに需要があるのか見当がつかないものも結構あって、中には、失礼ながら日本での需要が無さそうなキャラクターグッズなのに、日本人以外が購入している痕跡があったりする不思議な商品がございます。

上の画像をご覧いただきますと、日本人ならば何らかの戦隊ものであることだけはかろうじて分かり、この商品がまさか外国人が好むとも思えず、おそらくは日本人向けに販売しているのだろう、と考える方が大半だと思われます。

しかし、この商品は日本人は一切購入しておらず、外国人のみが購入しておりました。

しかも、この戦隊ものは80年代に放映されていたもので、お世辞にも有名な作品ではなく、むしろ、マイナーなシリーズだったと言っても過言ではないと思うのですが、現在のアリエクスプレスで販売されており、なおかつ、日本人以外の購入者が存在している点はミステリーです。

なぜ80年代のマイナーな戦隊もののブランケットがアリエクスプレスで販売され、しかも売れている痕跡が見られるのか?

その答えは、超電子バイオマンという戦隊ものがフランスで吹き替えにて放映されていた歴史があり、しかもその人気はとんでもなく高いもので、フランス人にとっての戦隊ものといえばバイオマンという認識が浸透していると言います。

そこに目を付けたアリエクスプレスのお店が、バイオマングッズを勝手に製作し、それらを主にフランス人向けとして購入するというサイクルができているようなのです。

40年くらい前の日本で発祥し、肝心の日本人は誰も見向きもしていない商品なのに、世界にはそれを好む人種がいて、権利的な問題はさておき、そのことを知って目ざとく製造する人間が存在する点は、世界は相当に広いことを認識させてくれました。

アリエクスプレスで日本人が違和感を感じる商品は、もしかすると、自分だけが知らないだけで他の国では大人気な商品であるのかも、というお話でした。